続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「パピチャ 未来へのランウェイ」(2019仏=アルジェリア=ベルギー=カタール/クロックワークス)

?《17歳までアルジェリアで暮らしていたムニア・メドゥール監督の長編デビュー作。監督自身の実体験をもとに、ファッションデザイナーを目指す女の子の視点から、アルジェリア内戦下で起きたイスラム原理主義による女性弾圧の事実を描き出す。カンヌをはじめ世界各国の映画祭で絶賛されたが、アルジェリアでは当局により先行上映が中止となった。》

タイトルの「パピチャ」というのは、アルジェリアのスラングで“愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性”という意味なんだそうで、予告編の感じからも、そんな女性たちをそっと後押しするようなガールズムービーと思ったら、暗黒の10年といわれる1990年代のアルジェリア内戦の過酷な状況に打ちのめされるような作品だった、本国アルジェリアでは説明なしに上映中止されたというのも納得!

前半の、登場人物たちに寄り過ぎるカメラに疲れてしまったけど、全体を見せないその撮影方法が少女たちの感じる不自由な閉塞感を強調していたのかも。

あらすじ
1990年代のアルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマは、いつかデザイナーになることを夢見ていた。しかし、イスラム原理主義勢力の台頭で首都アルジェの状況は一変。町ではテロが頻発し、女性はヒジャブの着用を強制されるようになる。


原題 PAPICHA

109分

監督
ムニア・メドゥール

キャスト
リナ・クードリ
シリン・ブティラ
アミラ・イルダ・ドゥアウダ
ザーラ・ドゥモンディ
ヤシン・ウイシャ
ナディア・カシ
メリエム・メジケーン

ヒューマントラストシネマ有楽町1 18:55~観客30人程/161席


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