続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「リトル・ボーイ 小さなボクと戦争」(2014米/東京テアトル=日活)

《第2次世界大戦下のアメリカを舞台に、父と息子の絆を描く感動のヒューマン・ドラマ。戦場に向かった父を呼び戻そうと奮闘する8歳の少年が、差別を受けながら暮らす日本人との交流を通して強くなっていく様を描く。少年の母親を『博士と彼女のセオリー』のエミリー・ワトソンが、少年との絆を育む日本人をケイリー=ヒロユキ・タガワが演じる。》

まるで絵本のような色彩の架空の町を舞台に、主人公の少年の成長を見守る母親、司祭、日本人のハシモトそれぞれの視線に温かい気持ちになりながらも、その先にある衝撃的な事実に日本人として背筋が凍るような思いだった。

ジャップと周囲から蔑まれる日本人のハシモトを演じたケイリー=ヒロユキ・タガワの抑えた演技も説得力があって、彼の言葉のひとつひとつが胸に沁みた。

意図するものは違うかもだけど、戦時下での少年の奇跡を描いたという意味で「ブリキの太鼓」を思い出した。

ストーリー
第2次世界大戦下、アメリカ西海岸の小さな町。8歳の少年ペッパーは背が低く“リトル・ボーイ“とからかわれていた。彼の楽しみは、唯一の“相棒“である父との空想ごっこと、父の好きな奇術を一緒に見ること。ある日、父が戦場に駆り出されることになり……


原題 LITTLE BOY

106分

監督
アレハンドロ・モンテヴェルデ

出演
ジェイコブ・サルヴァーティ
エミリー・ワトソン
ケイリー=ヒロユキ・タガワ
マイケル・ラパポート
デヴィッド・ヘンリー
エドゥアルド・ヴェラステーギ
ベン・チャップリン
トム・ウィルキンソン

ヒューマントラストシネマ有楽町2 15:10~観客9割程/62席




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