実在の人物をモデルにしているので、どのあたりまで寄せているのかはわからないけど、ファストファッションの功罪や富裕層と貧民層の対比、難民問題などが浮かび上がる展開が見事で、最後まで飽きずに観ることができたというか、ライオンのシーンにびっくり！
ブランドものにこだわらない自分としては身につけるものはほぼファストファッションで、Amazonなどで1円でも安いものをポチってはずさんな縫製にガッカリしたりしているけど、現場で低賃金で働く縫い子さんたちのことを思ったらとても文句が言えないと思ったりして、切ない気持ちになってしまった。
てっきりドキュメンタリーと思っていたら実在の人物を元にしたフィクションだったけど、実名のあの人この人が登場するのである意味ドキュメンタリーでもあるのかも、そっくりさんたちもツボ(笑)
あらすじ
ファストファッションブランド業界で巨万の富を得たリチャード・マクリディは、イギリス当局から脱税疑惑と労働問題を追及されていた。ある日、彼は過去の栄光を取り戻すべく派手な還暦パーティーを開く。だが、傲慢なリチャードと関係者の間に亀裂が生じ……
原題 GREED
107分
PG12
監督
マイケル・ウィンターボトム
キャスト
スティーヴ・クーガン
アイラ・フィッシャー
シャーリー・ヘンダーソン
エイサ・バターフィールド
デヴィッド・ミッチェル
ディニタ・ゴーヒル
TOHOシネマズシャンテ2 18:05～観客40人程/202席
