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続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「望郷」(2017/エイベックス・デジタル)

《『告白』『少女』など衝撃作で知られる人気作家・湊かなえの連作短編集『望郷』を『ディアーディアー』で注目を集めた新鋭・菊地健雄監督が映画化。短編集から『夢の国』『光の航路』の2編を取り上げ、瀬戸内の島を舞台に、ふた組の親子が抱える秘密が描かれる。湊かなえ作品で共演経験もある実力派、貫地谷しほりと大東駿介が主演を務める。》

これは「サーミの血」の後に接続がよいからくらいの気持ちで観たけど、思いがけずの大収穫!

内容的には「夢の国」と「光の航路」の二部構成になっている作品で、“ドリームランド”で母と娘の、“進水式”で父の息子のそれまでのわだかまりが解ける様子がいじめなども織り込みながら丁寧に描かれていて、2人の気持ちに寄り添うような気持ちで引き込まれた。

それぞれの章での主役を演じた貫地谷しほりさんと大東俊介くんも好演、タイトルに繋がるラストの瀬戸内海の風景の美しさにも救われる思いだった

どことなくホラー風味も感じられるところは菊池健雄監督の持ち味なのかも、これからの作品にも注目したい。

あらすじ
瀬戸内海の島で古いしきたりを重んじる家庭に育った夢都子は、故郷に縛られながら生きてきた。夢都子にとっては本土にある“ドリームランド“が自由の象徴だったが、訪れる機会がないまま大人になり、“ドリームランド“が閉園してしまうという話を耳にする。


112分

監督
菊地健雄

出演
貫地谷しほり
大東駿介
森岡龍
浜野謙太
伊東蒼
川島鈴遥
荒木飛羽
片岡礼子
相島一之
白川和子
木村多江
緒形直人

新宿武蔵野館3 18:15~観客8割程/85席




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