続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「こちらあみ子」(2022/アークエンタテインメント)

《芥川賞作家・今村夏子が2010年に発表したデビュー小説を映画化。大森立嗣監督作などで助監督を務めてきた森井勇佑が長編監督デビューを果たし、あみ子の無垢な視線から見える世界をオリジナルシーンを盛り込みながら鮮やかに描き出す。主人公・あみ子役にはオーディションで選ばれた新星・大沢一菜が抜てきされ、井浦新と尾野真千子があみ子の両親を演じる。》

これは以前から気になっていたのでようやく観ることができてよかったというか、主人公あみ子を演じた大沢一菜ちゃんがもうあみ子そのもの!って原作を読んだことがないので、そのものかどうかはわからないけど話し方や仕草など役柄を超えた存在感で彼女を観ているだけで飽きなかった、広島弁も効果的!

終わってみれば、風変わりと思ったあみ子に一番共感する自分がいたのが不思議だったというか、あみ子にもさかなクンのお母さんのような大人が一緒にいてくれたらよかったのにと思った。

余談だけど、主人公たちがどこに暮らし、どんな生活をしているかという“フィクションの中のリアリティ”を常に意識しているという、プロデューサー兼ロケ地担当の飯塚香織さんのコメントをパンフで見かけて、すごく共感!

どんなに凝った映像を見せられても、その“フィクションの中のリアリティ”がないと文字通り絵空事に見えてしまうので、どんな部屋に住んでいるか、どんなものを食べているかがしっかり描かれているだけでぜんぜん違うんだよな、と改めて思った。

☆あらすじ☆
広島で暮らす小学5年生のあみ子。少し風変わりな彼女は、家族を優しく見守る父と、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんがいる母、一緒に登下校してくれる兄、憧れの存在である同級生の男の子のり君ら、多くの人たちに囲まれて元気に過ごしていた。そんな彼女のあまりにも純粋で素直な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていく。
※映画.comより

キャスト
大沢一菜
井浦新
尾野真千子
奥村天晴
大関悠士
橘高亨牧
播田美保
黒木詔子
一木良彦

監督
森井勇佑

104分

G

新宿シネマカリテ2 17:50〜観客20人程/79席





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