続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ディストラクション・ベイビーズ」(2016/東京テアトル)

《柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎ら若手実力派が集結し、『NINIFUNI』の真利子哲也監督が商業映画デビューを果たす衝撃作で、無差別に暴行を繰り返す主人公と少年、彼らと共に行動する少女、兄を捜す主人公の弟が繰り広げる群像劇。『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平が共同脚本を手掛け、若者たちのとがった感情を描き切る。》

穏やかな港町の風景とは裏腹に不快なノイズ音が流れて、かなり構えてしまったけど、ただひたすら殴る蹴るの場面が続くのにそれほど不快な印象を受けなかったのは主人公が繰り返しつぶやく“楽しければいいけん”という台詞が、舞台になっている松山の喧嘩神輿と重なって見えたからかも。

旬の若手俳優さんたちの共演もみどころ、絶えず怪我しっぱなしの主演の柳楽優弥くんもよかったけど、菅田将暉くんや小松菜奈ちゃんも好演、柳楽優弥くんの弟役の村上虹郎くんの繊細な表情も印象的だった。

何故、暴行を繰り返すのか、下手に説明してないところもよかったというか、ネット上での、暴行を傍観する人々の反応も面白かった。

ストーリー
愛媛県松山市の港町・三津浜。泰良は海沿いの造船所で弟の将太とふたりきりで暮らしていた。喧嘩に明け暮れる泰良は突如、三津浜を離れる。そこで知り合った裕也と共に通行人に無差別に暴行を加え、車を強奪すると、乗り合わせていた那奈と松山市外へ向かう。


108分

R15+

監督
真利子哲也

出演
柳楽優弥
菅田将暉
小松菜奈
村上虹郎
池松壮亮
北村匠海
岩瀬亮
キャンディ・ワン
テイ龍進
岡山天音
吉村界人
三浦誠己
でんでん
高野春樹
玉井英棋
加藤幹夫
六車勇登
松浦祐也
松浦新

楽天地シネマズ錦糸町3 17:50~観客10人程/307席





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