簡単に言えば、父と高級スーツの仕立て屋を営む主人公が父が倒れたのをきっかけに店を立て直すという話なんだけど、父との関係や、隣人の女性との淡い関係など織り交ぜながらの、人生立て直しの話になっていて面白かった、市場や海辺などアテネの街の風景も見どころ！
内容的にはいくらでも感動的に盛り立てられそうなシーンがけっこうあるんだけど寸前で止めておくみたいなところが、観客の想像力に任せてくれているようで自分には心地よく感じた。
監督さんが1982年生まれの女性監督とわかってびっくり、これからの作品にも期待したいかも。
あらすじ
ギリシャを不況が襲い、父と36年間も営んでいた高級スーツの仕立て屋を閉めることになったニコス。途方に暮れる彼はなんとなく、移動式の仕立て屋を試すことに。しかし、なかなか商売がうまく行かない中、ウェディングドレス作りの依頼が舞い込んできて……
原題 TAILOR
101分
監督
ソニア・リザ・ケンターマン
キャスト
ディミトリス・イメロス
タミラ・クリエヴァ
タナシス・パパゲオルギウ
スタシス・スタムラカトス
ダフニ・ミホプール
シネスイッチ銀座1 15:30～観客40人程/271席
