新しく迎えた杜氏によって生まれ変わった「山の壽」の新酒、純米吟醸・純米・普段酒の3種が出揃ったのを知り、注文しようか迷ってたら、酒屋から届いてたメールに「山の壽 純米にごり生原酒(当店別注品)」と。
速攻オーダー!
1.8Lのみで限定60本。底のほうには白い濁りの中にお米のツブが見える。この酒は酒屋のお得意さま優先で一般販売まではまわらない風なので店名は伏せておきますね(画像の白いラベルもフォトショで加工)。
してお味はというと濃厚で力強く甘さと辛さのバランスが絶妙です。栓を開けたとたん果実のような芳醇な香りがほわ~んと。火入れしてない生酒なのでソー・フレッシュ!あーうめー。
純米吟醸・純米・普段酒の3種は、蔵の直売所以外なら福岡市博多区の住吉酒販、北九州市門司区の酒の阿波屋で購入できます。手間ひまかけてこの価格でヨカと?ってカンジ。
新生「山の壽」は日本酒の世界基準を揺り動かすといっても過言ではない酒だとか。ワタクシも「山の壽」はもとより、福岡の酒を勝手に応援してます。酒米の王様「山田錦」の生産量は兵庫についで全国2位ですもんね(1位じゃないんかいww)。
わけもわからず名の知れた蔵の高い酒を買って悦にひたるより、手頃な価格で高品質な酒を味わいたいスよね。な~んかさ、アナログレコードも同じよ。
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以下「山の壽」杜氏による紹介文。
●山の壽・純米吟醸
洋ナシやライチなど果実を連想させる香り。純米酒の豊かな味わいの中に大吟醸の気品を盛り込んだ個性ある逸品。口に広がる魅惑の甘味は極上の余韻を残しながらさりげなく消えていく。その香りと味わいはきっと飲んだ人の記憶に残るに違いない。焼き肉や魚介のグリルといった濃厚な料理と合わせると更に深みが増す。
●山の壽・純米
バナナ様の果実香をほんのり漂わせる。ライトでスムーズに口に入り、純米酒ならではのキリッとした酸がフィニッシュで絶妙のキレを演出。軽くても物足りなさを感じさせない理由がそこに。冷でもよし。燗でもよしのユーティリティープレイヤー。食事の邪魔をしない、しかし料理に決して負けない個性もある。
●山の壽・普段酒
ナイフを入れたときに滴るあのメロンの果汁を思わせるほのかな香り。スムーズな口当たりの後はアニスやナッツを想像させる濃醇な味わいが広がる。これが普通酒か!?ある種の裏切りがここに。「上品で美味しい普段の酒」という新たな提案。どんな料理とも合う、飲み飽きしない新感覚の普通酒。
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あー、純米にごりでこの味だったら、純米吟醸はさぞかし美味しいっちゃろねぇー。4合を買おうかなぁ。
■蔵元:山口合名会社
福岡県久留米市北野町乙丸1番地
8代目と試飲会でお話しましたがサービス精神旺盛でノリが良い女性でした。でもなんかこう、シャンとしてござった。