昨日19:00開演。場所は新木場。StadioCoast。
必死で取ったチケット握り締めて行ったわけです。
その日はどうしてもMJの映画をもっかい(というか3回目)
多分これが最後になるから
絶対大画面で見たいと思ってて。
しかしその後に本を探しに都内をうろつかねばならず、
時間をやりくりして12時前に品川のプリンスシアター(だっけ?)へ。
最前列の一番端っこって言われたけど
ここまで来たら見るしかない。
映画って何度も見てると
「あれ?ここ前見たっけ?」と思う場面があったりして
それはそれで新鮮。
なおかつ上映後に拍手が起こって嬉しかった。
そしてキングオブポップの後はハードロックの世界へ。
そもそも今までのライブは全席指定ばかり。
オールスタンディングって予想がつかない。
600番台だからあんまり近くで見られないかもと
半ば諦めがちに入ったら1階はまだ入れる感じ。
うん……いや、しかし……ココはあれだろ
メンバー出てきたら「ウォー!!」ってなる所だろ。
もみくちゃになるのを覚悟で少しでも近くでチャドを見るか
いい大人なんだから理性を保って少し離れるか。
逡巡は10秒。
次いつ来るか分からないんだから少しでも間近で見たい!
明日休みだから死んでも大丈夫!(そういう問題か)
そして出てきたチャド率いるメンバー。
予想通りの盛り上がり。
飛び跳ねて叫んで汗だくに。
音響の音もすごくて
重低音が喉から心臓の辺りをバシバシ叩く。
チャドはとってもお茶目さんでした!
あれ何か感じ違うと思ったらストレートヘアになっていたり。
そして繰り返す「アリガト」と「イラッシャイマセ」。
誰だチャドに変な日本語教えた奴。
兄弟の会話も楽しかったり、ドラムのソロもカッコ良かったし
もう色々と楽しくて充実した一日でした。
充実しすぎて本日半日ボーっと魂抜けてて
さっき職場から電話かかってきていっこレポート忘れてた事実に気付く。
映画見に行くの2度目なわけです。
なんか最初より泣きそうになりました。
私としては
マイケルの肌の件は、割と早くから病気だって知っていて
児童虐待の話も嘘っぽいなとは思ってたけど
子供を手すりから出すってのは親としてどうなんだと
好きでもないし嫌いでもないような感じでした。
夢に生きてる大人になりきれない少年みたいな人。
そういう印象だったのですが
周囲に「マイケル=変人」というイメージを持ってる人が多いので
自然、擁護するパターンもしばしば。
ロンドン公演の話が出たときも
「大丈夫なのか?」とか、人ごとながら何となく心配してました。
で。映画を見たら。
本っっっ当、すいません……。土下座したい気持ち。
これは……いやぁ……想定の範囲をはるかに超えてました。
リハでこれなら、本番はさぞかし凄かったろう。
観客も高いチケット惜しくない興奮に浸れただろう。
そう思うと、余計実現しなかったのが惜しまれます。
で。話全然変わるのですが。
ライドウ4話目で、ろくでもない夫婦に3敗目です。
相変らずジークフリートとアマツミカボシを両翼にしての
フライング方式。二人とも精神無効。
に比べて、ライドウ精神無効じゃないので
ドルミナー→永眠への誘い→死亡
という腹立たしいコースを3度繰り返しました。
最後にはオベロンが喋ってるあたり
「うっさい、このカボチャパンツ!」
と罵りながらスキップボタンを押す大人気ない私。
図書館で上巻だけ発見。
人気なだけに下巻がすんなり借りられるわけがないので、
続きが気になって悶々とする可能性大。
しかしこの期を逃せば次いつ読めるか分からない。
仕方ないから借りると同時に下巻のリクエストを出そうと
カウンターに本を持っていったら
山積みの返却本の中に下巻がありました。
こういう妙なところで発揮されるのが私の運というものでございます。
本日一気読みいたしました。
山育ちなので美味しいものはちょっとずつ、という発想は皆無です。
内容としては、
『模倣犯』でピースを瓦解させるに至る一端をになった
ライターの前畑滋子さんが主人公のお話です。
一人の少年が描き遺したスケッチ。
二親が娘を殺して床下に埋め、時効を迎えるまで黙していた事件。
それを示していた少年の絵は、しかし事実が発覚する数年前に
描かれたものだった。
何故、少年はその絵を描けたのか。
何故、二親は娘を殺したのか。
なんというか。相変わらずこの人の書き方は凄いです。
まるで実際に見てきたような写実描写。
イメージが伝わりやすく、なおかつ読みやすい。
不可思議な少年の「第三の目」について、調査を開始した滋子が
段々、事件そのものへ意識を移していくんですが、
読みながら、今どこにポイントを置いているのか
ちょっと分からなくなって、微妙な落ち着かなさを覚えました。
それが狙いなのかもしれないけど。
個人的に『模倣犯』はどうしても好きになれない話でしたが、
こちらは“負”を少しずつ孕みながらも、最後には少年の母親の
”正”の人間力によって後味の良いラストを迎えたと思います。
しかし、宮部みゆきを読むと
毎回我が身のボキャブラリーの貧相さにガッカリさせられます。
もうちょっと文学作品とか、読まないと駄目だー。
おう……のぅ……。
何ですか、最近のワタクシは
「贔屓目キャラが死んでしまう」疾患ですか。
この人誰だったけなー、何処かで見たよなーとか思っていたのに
思い出す前にお亡くなりになってしまいました。とっほっほ。
ネタバレになるのであんまり詳しくは書きませぬが、
面白かったです。ヴァチカンて凄いねー。荘厳だねー。
謎解き部分がわりと軽かったような気もするけど、
あんまり複雑にしすぎるよりかは良いかも。
私はキリスト教徒ではない(変換するとキリスト京都って出た)けど、
賛美歌とか、神様に対する純粋な信仰心には敬意を払ってるので、
全員死ぬのだけは免れて欲しくて
ラングトン教授に心の中で「薀蓄はいいから急げ!」とエール(?)
を送りながら観てました。
あとね。女の人が無茶しすぎです。
彼女が国宝級のアレをソレした時は
思わず「ああっ」って軽く叫んでしまいました。何たる暴挙。
日本でいえば阿修羅像の腕をポッキリ折って持ち帰るレベルです。
でもその後、焦ってたラングトン教授本人がもっと無茶するんですが。
ところでターミネーター4の予告編で流れていた音楽が
どうにも気になって調べてみたら、やはりトレント・レズナー(NIN)。
最近洋楽まともに聞いてなかったけど
声はやっぱり覚えてるもんなんだなと思いました。
NIN、サマソニ来るらしいですね。行きたいけどお金がない……。
結構面白かった。というのが総括。
同じ作者の【親子十手捕物日記】をちょこちょこ読んでいたので
思いきりは外れないだろうとチョイスしてみたら、こっちの方が
作風的には好きかもと思ったり。
旗本(御家人だったかも)の次男坊が主人公。
夜道で辻斬りに襲われて危うく難をのがれるが、
実は四年前にも辻斬り『闇風』に襲われていて、その剣風は酷似。
主家筋にあたる家の若殿が急死。
ついで主人公の親友、他家に養子に入っていた弟も謎の急死をとげる。
辻斬りに若い健康な次期当主らの続けざまの死、
主人公の落胤疑惑に、道場仲間には殺人疑惑。
あれやらこれやら絡まってて、わりあい退屈せずに読みきれたです。
主人公の周りの人間(兄やら兄嫁やら親友やら)の人柄が好ましく。
急死する親友の名前が「蔵ノ介」というんですが、
その名前を見た瞬間
私の中のイメージ変換が勝手に「佐々木蔵之介」でエンターキー。
彼のファンではないものの
個人的『多分良い人に違いないランキング』上位に食い込んでいる
が為に、死んでしまった後の寂寥感つーか、ガッカリ感が、もう……。
(ちなみに忌野サンも同ランキング上位でした)。
これシリーズらしいんですが、
第一作目にして贔屓キャラが死んでしまうという悲劇。
やってらんねーよーぃ。
いろいろな人物が出てきて、最後は意外な展開もあり、
一応はハッピーエンドで終了したので続きも読む予定です。
ただ、あれだ。
辻斬りの目的がいささか突飛すぎやしないかね…………?
ネタバレになるので書けませんが。