難波宮址を守る会 -なにわきゅうしをまもるかい-

難波宮址を守る会は、大阪市中央区法円坂にある古代の都城、難波宮跡の保存と活用を目指す市民団体です

2011年度総会

2011年05月01日 | 総会・記念講演会
 2011年度の総会および記念講演会は、4月24日(日)にクレオ大阪西(大阪市立男女共同参画センター西部館)において開催しました。
 総会は定刻の午後1時30分に開会し、代表の挨拶の後、議事に入りました。
 難波宮跡の発掘調査や保存の問題では、旧大阪府立青少年会館跡地の調査や、宮域南東部の史跡整備に伴う確認調査、上町谷須恵器窯の調査などについて触れました。
 パル法円坂(旧大阪市立中央青年センター)敷地内の、難波宮跡東方官衙遺構表示が撤去され、駐車場に改変されたこともとりあげました。ここは難波宮跡を守る文化財訴訟の舞台となったところであり、難波宮跡の保存運動の象徴的な場所でもあります。難波宮址を守る会としては遺構表示の撤去を許すことはできません。
 続いて、総会、見学会、大阪と古代史を考えるつどい、ニュースの発行など、事業の実施状況についての報告がありました。
 この後、会計報告があり、今年度は若干の赤字となりました。
 休憩をはさんで、午後2時30分からは、記念講演が開催されました。前帝塚山大学教授の岩本次郎先生に「平城宮跡保存の原点 棚田嘉十郎の生涯と社会的背景」と題してご講演いただきました。記念講演の詳しい報告は、あらためて掲載します。

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