たとえば模型道楽

1/48 ブリストル ファイター F-2B

エデュアルドのブリストル ファイター。新し目の製品なので凝った構成、複雑な実機の構造・張り線と相まって作るの面倒臭い。だから、塗ったは良いが長らく棚上げしていた。エアフィックスの72デモンを作って、何故か、おーそうかとなり、再開。

大きな複座の戦闘機だが、鈍重・やられ役では無かったそうだ。ふーん。これ好きな飛行機で、きっと第一次大戦機でも後期の機体なので色んな点で洗練されているからからかもしれない。

プロフィパックだったのでPEが付いていたが全部は使わなかった。と言うか、プラ部品の出来が良いので必要性を感じなかったし、とても扱えない大きさのも多々有った。

余計な事をしたのは翼の支柱受けの穴。つい、融通が利くようにとドリルで大きめしたが、組が甘くなり支柱の長さを調整しなければならなくなった。うまく行かなかったのは下翼の脚柱を通す穴の開け方。微妙な角度が要求されるのだが当りが曖昧なので全く脚柱が収まらない穴に。あーだこうだやってる内に大穴になり後始末が大変だった。多分、脚柱は胴体から下翼上側までは切り取って貼り付け。下翼下面には軽く受けの穴を開けておいて脚柱の長さを調節しながら組み立てると小ぎれいに組めそうだ。と、今になって思いついたが後の祭り。

ドープ仕上げの木部はプラの色を生かしてクリアオレンジを塗った。透明感が出て好きな仕上がり。

pC10はキットの指示通りクレオスの309番、グレーは338番は明る過ぎるように感じたので332番にした。リネンは調色。クレオスのセールカラーはちょっと色が付きすぎに感じる。

主翼の上の赤はどう見ても修理の跡なので赤は赤だが、ソードフィッシュの胴体内側に塗ってあるような暗く濁った赤に。多分、防水塗料と思われる。余談だが、こういう自前の色はタッチアップ用を残すのが賢いモデラー。で、私は賢くなかったので余計な手間が掛かった。

張り線は0.8号の黒釣り糸。飛行張り線はダブルだし、支柱は多いしで面倒なのだがこの大きさだと張ってやると見場が良い。内側から外側に、左右対称に固定するのが定石。私は、胴体から出る分は早めに仕込むようにしている。こうすると胴体側には接着剤は不要になるから汚くならないし、調整のため引っぱっても外れることが無い。。胴体は問題なかったが翼は貼っていくうちに緩んだり、外れたりで何か所か張り直した。フーやっぱり面倒だぞ複葉機。瞬間を使うのでどうしても張り線周りは汚くなるが運が良ければデカールの下、そうじゃない時は「なるべく」綺麗にしてタッチアップで目をつぶっている。ヒートンを埋め込めばマシな仕上がりが期待出来そうだが保証は無いし面倒だ。尚、余分な糸は際まで切れるから釣り糸切りで切っている。大抵の複葉機は組んだだけだと頼りないが、張り線を張ってやるとピシっとする。本物みたいで面白い。

デカールも貼れなくなりそう所は先に貼ってしまう。でも、張り線作業で触りそう所は残しておこう。つい、手に汗握って剥がしてしまう事が有る。私はやってしまった。張り線作業は写経のようなものなので少しずつ、固定を確かめながらやるのが吉。張り終わった暁には、きっと悟りが見える。あーあ、当分やらない、かもしれない。

良く出来た飛行機模型だと思う。良く出来過ぎていて初めての複葉機ではつらいかもしれないが、2、3機目以降ならなんとかなるかな。確かこの飛行機をネタになんか書いたなと、自分の書き込みを遡ったら7年前に、これとブルドッグを何とかしたい、との書き込みが有った。そうか、まだブルドッグが作りかけで残っているな。そろそろ、作ってやらねば。ブログはログ(日誌)なのでこれは正しい使い方。

コメント一覧

辻堂ジップ
黒猫2号さん、ありがとございます。
凝りすぎ感の有るキットなので、苦労しました。でも苦労の甲斐は感じさせてくれるキットでもあります。正直難しく、面倒なキットですが一次大戦機の再現にこだわるとこうなるのかもしれません。
後部機銃辺りが正にエデュアルドで、他にも見えそうも無い所までこれでもかとPEを用意してくれていますが、流石なのかやり過ぎなのかは人それぞれでしょう。私はやり過ぎと感じています。
黒猫2号
おはようございます、辻堂ジップ様
ブリストル ファイター完成、おめでとうございます(^^)
細部まで作り込まれた素晴らしい作品、見れば見るほどその工作精度が分かります。
最初の画像を見てビックリ、「下翼と胴体が離れている!?」
これは確かに難易度が高すぎますよ
支柱受けの穴についても、複葉機でここを押さえてくれてないと厳しいですよね。
複葉機の命?の張り線、そして切っても切れない木部の塗装表現、どれも素晴らしいです
後部旋回?機銃のデテールが凄いのは、流石エデュアルドでしょうか。
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