ハセガワの72。タミヤのF-14が話題になっているなか、へそ曲がりなのか急にF-4が気になりこっちに。どうせなら、昔、志したが諸般の事情で手も出せなかった塗装にしてやろうと、まずはVF151から。我が家は厚木のILSの下、昔から海軍機を見上げていたので懐古趣味的にU.S.S.MIDWAYなのだ。
今でも組み難い模型だ。バリエーションの都合胴体は機首部分が別だしインテイクは別だし足回りはどう付ければ良いか組説では分からない上接着面がほとんど無い。小さくて扱いにくい、せめて長めの足でも付けてよと言いたくなるアンテナ部品、片やすぐに折ってしまうピトー管と燃料ダンプ。開けるにしても華奢、閉めるはもっとやっかいな5分割キャノピー。まー当時のスタンダードではあるが結構手間がかかる。でも、くやしいけど今でもさっと手に入るF-4Bはこれしかないのね。
センタータンクを付けたいからウイングタンクなしのパイロンが欲しかったのにタンクと一体のものした入っていない。仕方がないので泥縄的にそれらしいのを作ったがもう少し気合入れれば良かった。
デカールはマイクロ。3機分の内なぜかVF151の尾翼マークだけ大きい。一瞬、他の機体にするかと思ったがえーい、どうせ年代物のデカールダメ元で刻んでやるかと、やってみたらなんとか収められた。貼ってから実機の写真を見ると大きいのは尾翼分だけでは無かったようだが気が付かなかった事にした。
当然、VF161も作る気だし頂き物に入っていたVF111(カルト製)も使いたいしで、もう一機足りないな。
しかし、こんな作り難い模型を昔は楽しんでいたのかと思ったし、しれっと再販したハセガワも太い根性してるなーと感心したし、それをまた買ってしまった自分も懲りない奴よと、なんとも世の不条理を感じてしまった次第。