幸福論

当たり前のように過ぎていく日常に「何か」を残したい。人生における気付きを独自の観点から提供していきます。

そのノブは心の扉

2008年05月05日 00時25分48秒 | 本の紹介
「そのノブは心の扉」劇団ひとり著
文藝春秋

執筆家として良いセンス持ってるなと思いました。何様って感じですが。
ここで言うセンスっていうのは「痒い所に手が届く表現ができる」ということ。

微妙なニュアンスや表現するのが小難しい曖昧な感情を活字にして伝えるのが巧み。
曖昧で微妙で輪郭のないものを、言葉を丁寧につなぎ合わせて一つの文章にする技術が高い。

だから、活字の裏にある風景が著者の感情や表情が頭の中で映像化される。
だから、奇しくも文章のみで笑ってしまいました。

マルチに活躍してる著者ですが、やっぱり立派なお笑い芸人でした。