専用キットを使うかシリンジ本体やスポイトを使うかは人それぞれです。
2020年は国内メーカーから販売されるシリンジ法キットに動きがありました。
本記事では2021年1月時点でのシリンジ法キットのラインナップについてまとめたいと思います。
(1)プレメントシリンジ
販売元 オンリースタイル
価格 7900円※割引により変動あり
セット数 20回分
単価 約400円
カテーテル長 6cm
購入方法 オンライン通販のみ
特徴 現在最もポピュラーな商品。一時模倣品が出回ったときは5000円程度まで値下げされていたため、Seed Inの登場で今後の価格変動や販売ロットの多様化に注目したい。
(2)タイミングエイド
販売元 相模ゴム
価格 9000円(実勢価格)
セット数 3回分
単価 約3000円
カテーテル長 11cm
購入方法 オンライン通販のみ?
特徴 カテーテル部分が最も長く、膣に馴染むように表面加工がされたり、精液逆流防止のためカテーテル先端がやや太くなっている。採取カップが精液を吸い上げやすく工夫されている。1回当りの費用が大きいため使用する人は多くない印象。
(3)Seed In
販売元 TENGAヘルスケア
価格 1回セット1430円、3回セット3300円
セット数 1回または3回
単価 1100円~
カテーテル長 8cm
購入方法 オンライン通販、TENGASTORETOKYO(有楽町阪急メンズ館)、コンドマニア渋谷店・原宿店
特徴 2020年冬に発売開始された商品。形状はプレメントシリンジとタイミングエイドの間を取ったようなイメージ。カテーテルとシリンジが連結された状態でパッケージされていて衛生的。単価はプレメントシリンジに劣るが、1回単位から購入できるため最も手が出しやすい。
(4)meeta
販売元 パスクリエイト
価格 3回セット2970円、10回セット5478円
セット数 3回または10回
単価 約550円~1000円
挿入部長さ 7cm
購入方法 オンライン通販
特徴 SEED INよりも少し早めに販売開始されたタンポンのアプリケーター(ブラスチック部)のような形状のキットです。挿入部分がカテーテルのように柔らかくはないが角がなく膣や子宮口を傷つける心配が少ない。採取しやすく注ぎやすい採取カップやシリンジ用のスタンドが付属しており慣れると便利かも。3回セットではややSEED INよりもお安い。10回セットで約5000円はプレメントシリンジを意識したのか絶妙な価格設定。
◎まとめ
Seed Inやmeetaの登場により、2021年は各メーカーの競争がより激しくなるのではないかと予想しています。
ただし、現状1回あたりの価格が400円以上で、シリンジ本体やスポイトの単価と比べると雲泥の差があります。シリンジ自体は安価なので専用キットはカテーテルにお金を払っているようなものです。
医療用や赤ちゃん用、ペット用、ホビー用のシリンジやスポイトを消毒して直接挿入して使うことも全く悪いことではありません。
ぜひ各商品を比較検討しながらシリンジ法を進めていただければと思います。