海外滞在日記@エスパーニャ

スペイン南部の街ムルシアに住む筆者がつづる海外生活の日記

スペインの七五三

2006-05-24 | Weblog
教会の門で待つ子供達。胸には十字架のネックレスをつけています。そういえば、ムルシアの春祭りのとき、女性は民族衣装と一緒に同じ十字架のネックレスを付けてました。

日曜のお昼過ぎ(と言っても18時ですが)、パン屋さんで買い物して帰ってくると、私のアパートの隣に正装した子供達が沢山いました。
 さっきまで結婚式やってたからその関係かなーって思ってみてみると、結婚式は終わってて、主役は子供達のようです。
 子供達の両親がしきりに写真とってます。

誕生日?七五三?

さっぱり分からず、見ていると、教会の門が開き、子供達は教会の中へ入っていきました。


扉の向こうにはキリスト像が祭られてます



 これはコムニオネスと言って、子供達が初めてミサの時に司教さんからパン(みたいなの)と飲みもの(本当はワイン)を貰う儀式だそうです。5月と6月の毎週日曜日に行われ、この時点で9歳になった子供が対象です。

 この儀式はこのときだけじゃありません。生まれた時に受ける洗礼(ボウディスモ)が人生で最初の儀式です。その後にこのコムニオネスがあり、17、18歳位でコンフィルマシオン、結婚(人によりますが)と続きます。

 洗礼は、聖水をかけてもらい、名前(ミドルネーム)をつけて貰う話はしっていましたが、結婚もこの流れの一つなんですね。
 結婚式を教会でする日本人が多いって話をこちらの人にしたら、
「???なんで???」
って反応が返ってきたのは、これで分かるような気がします。(思想的な柔軟性は日本人の良い所なので、別に悪いとは思わないのですが、こちらの人には理解し難いようです)

 ちなみに、結婚式を挙げる教会は、普段行ってる教会で挙げる人もいれば、そうでない人もいるので、人それぞれだそうです。
 ムルシアにも挙式する人気の教会があります。街外れの山の中腹にある教会です。教会から出ると、ムルシアを一望できる景色が広がります。
 教会から出てきて、ライスシャワーの中、ムルシアを一望するって思うと納得ですね。

 子供達が大人へと一歩近づく日曜の午後でした。

 


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