一応キムタクファンとしては『なる族(華麗なる一族)』は押さえておかなくてはなるまい。
違和感アリアリのキャスティングだが、相変わらず鉄矢はええ演技してますなあ。
それにしても、金八第8シリーズはどうした?
大河『功名が辻』で後藤吉兵衛役だった鉄矢が途中で降板したので、こりゃ絶対に10月から開始すると思ってたけどなあ。
期待を込めて、とりあえず過去のシリーズのおさらいでもしておこうかの。
■第1シリーズ
誰も期待していなかった記念すべきファーストシーズン。
それは、『金曜日の八時』だから『金八先生』と適当につけられた番組名からも明らか。
だが蓋を開けたら、これが大ヒット。
中学生日記の二番煎じどころか、タブー視されていた中学生の性を扱った『15歳の母』は社会問題にまで発展した。
そして、その15歳の母浅井雪乃を演じた杉田かおるが、25年後には
『出て来い!ブタ野郎!』
と言うようになってしまうことも含め、衝撃の第1作であった。
また、同番組よりブレイクした田原俊彦、近藤真彦、野村義男の通称『たのきんトリオ』は、ジャニーズタレントの進出と同事務所の知名度アップに大きく貢献した。
■第2シリーズ
通称『腐ったみかんの方程式』。
柳の下のどじょうを狙って放送された『1年B組新八先生』が無残な結果に終わったため、急遽放送が決定した続編。
これがまた、当時吹き荒れていた校内暴力とうまくマッチングして、学園ドラマとして最高のテンションを持つ作品となった。
主人公の加藤優は荒谷二中の番長であったが、同校の陰謀で桜中学に転校させられる。
まあ、そこで加藤は立ち直るワケだが、2クールのドラマだけあって、その過程がじっくりと描かれる。
が、せっかく立ち直った加藤が、卒業式前に荒谷二中に乗り込む辺りから、もうボルテージ上がりっ放しだよ。
警官隊に逮捕される加藤、松浦、それを止めようとする金八ら教師達、泣き叫ぶ同級生...それらが、中島みゆきの『世情』をバックにスローモーションで展開される演出は、恐らく学園ドラマ屈指の名シーンと言っても差し支えないだろう。
『我々はみかんを作っているんじゃないんです!我々は人間を作ってるんです!』
この金八の名台詞を、柳沢厚生大臣の揚げ足を取ってるバカどもは、心して聞くべきだろう。
■第3シリーズ
初の1クールで、卒業式前に番組が終わってしまう、ある意味特別編的存在。
ほとんどその存在を知らない人が多いが、実は萩原聖人や浅野忠信が生徒役で出演していた。
だが見所は、『頑張れぇ~頑張ってくれぇ~』と鉄矢が叫ぶ意味不明の主題歌のみ。
■第4シリーズ
15年を経てして復活した純粋なる金八サーガの幕開け。
人気があった第1、第2シリーズの卒業生にスポットを当て過ぎて、単なる同窓会と化した感もあったが、金八フリークにとっては(加藤優のハゲ頭も含め)最高のプレゼントだった。
新番組紹介のスペシャルでマッチがナレーションするなど、それなりにTBSも力を入れていたっけ。
金子賢もゲスト出演していた。
■第5シリーズ
別名『ガラスの少年』シリーズ。
複雑な家庭事情で心を病んだ”ウラ番”兼末健次郎(風間俊介)が、立ち直るまでを描く。
特に、誤って母親を刺してしまう辺りからボルテージは一気に上昇。
毎週毎週涙なくして見られなかったのは、風間の演技の上手さ故か。
ちなみに、始めは風間とつるんでいた癖に、掌を返したように風間を脅迫する寿司屋の息子役が、キョンキョンと同棲中の亀梨。
この回から、”最終回はソーラン節”というお約束が確立する。
■第6シリーズ
別名『直と政則』。
性同一性障害の鶴本直(上戸彩)と、殺人者の父親を持つ成迫政則(ジャニタレ)を軸に物語が展開するが、こんな一大事に金八の息子幸作の白血病が発覚。
以前のようなスーパー教師ではなくなった金八と、初の金八を認めない校長との対立、そして、収拾がつかないことが返って怒涛の盛り上がりを見せることになり、最後には兼末健次郎まで登場して、にっちもさっちもどうにもブルドッグ。
『これで金八は終わりだ!何でもやったれ!』
というスタッフの声が聞こえてくるような暴走ははとどまるところを知らず、とうとう卒業式を一時中断という事態まで追い込む。
が、個人的には一番好きなシリーズで、最終回のラストで
♪今日から僕はぁ~ ま~っすぐにぃ~
と『真っ直ぐの歌』が流れた時、涙も滝のように流れたのは言うまでもない。
次の日目が真っ赤に腫れてたYO!
■第7シリーズ
前半で脚本の小山内先生が降板したことをきっかけに、スタッフがやりたい放題、し砲台。どかーん!
崇史の意味不明のダイブをきっかけ(ご都合主義で一命は取り留める)に、丸山しゅうはヤク中へ変貌だ!
ヤクって言ってもシャブだからね!
腕に注射を打ったり、薬が切れて幻覚を見たりで、正視できないシーンがこれでもかと続き、さしもの金八フリークのまんぞーも、自身のブログで金八批判をしたほどの問題作だ。
ただ、やっぱり最終回は泣いちまったんだよな。
亀田の試合同様、泣いちゃった人間の負けなんだよ。
一応、一昨年の年末スペシャルで、しゅうはヤク中から立ち直ったが、何となく嫌なまとめ方だった。
う~ん、何だかんだと言っても、やっぱり金八はスゲぇドラマだ。
TBSさん、何やかんやと叩かれてますが、金八を作り続ける限、オレは応援してまっせ。
但し、次回作の脚本は武田鉄矢にやらせてはどうですかね?
(お終い)
違和感アリアリのキャスティングだが、相変わらず鉄矢はええ演技してますなあ。
それにしても、金八第8シリーズはどうした?
大河『功名が辻』で後藤吉兵衛役だった鉄矢が途中で降板したので、こりゃ絶対に10月から開始すると思ってたけどなあ。
期待を込めて、とりあえず過去のシリーズのおさらいでもしておこうかの。
■第1シリーズ
誰も期待していなかった記念すべきファーストシーズン。
それは、『金曜日の八時』だから『金八先生』と適当につけられた番組名からも明らか。
だが蓋を開けたら、これが大ヒット。
中学生日記の二番煎じどころか、タブー視されていた中学生の性を扱った『15歳の母』は社会問題にまで発展した。
そして、その15歳の母浅井雪乃を演じた杉田かおるが、25年後には
『出て来い!ブタ野郎!』
と言うようになってしまうことも含め、衝撃の第1作であった。
また、同番組よりブレイクした田原俊彦、近藤真彦、野村義男の通称『たのきんトリオ』は、ジャニーズタレントの進出と同事務所の知名度アップに大きく貢献した。
■第2シリーズ
通称『腐ったみかんの方程式』。
柳の下のどじょうを狙って放送された『1年B組新八先生』が無残な結果に終わったため、急遽放送が決定した続編。
これがまた、当時吹き荒れていた校内暴力とうまくマッチングして、学園ドラマとして最高のテンションを持つ作品となった。
主人公の加藤優は荒谷二中の番長であったが、同校の陰謀で桜中学に転校させられる。
まあ、そこで加藤は立ち直るワケだが、2クールのドラマだけあって、その過程がじっくりと描かれる。
が、せっかく立ち直った加藤が、卒業式前に荒谷二中に乗り込む辺りから、もうボルテージ上がりっ放しだよ。
警官隊に逮捕される加藤、松浦、それを止めようとする金八ら教師達、泣き叫ぶ同級生...それらが、中島みゆきの『世情』をバックにスローモーションで展開される演出は、恐らく学園ドラマ屈指の名シーンと言っても差し支えないだろう。
『我々はみかんを作っているんじゃないんです!我々は人間を作ってるんです!』
この金八の名台詞を、柳沢厚生大臣の揚げ足を取ってるバカどもは、心して聞くべきだろう。
■第3シリーズ
初の1クールで、卒業式前に番組が終わってしまう、ある意味特別編的存在。
ほとんどその存在を知らない人が多いが、実は萩原聖人や浅野忠信が生徒役で出演していた。
だが見所は、『頑張れぇ~頑張ってくれぇ~』と鉄矢が叫ぶ意味不明の主題歌のみ。
■第4シリーズ
15年を経てして復活した純粋なる金八サーガの幕開け。
人気があった第1、第2シリーズの卒業生にスポットを当て過ぎて、単なる同窓会と化した感もあったが、金八フリークにとっては(加藤優のハゲ頭も含め)最高のプレゼントだった。
新番組紹介のスペシャルでマッチがナレーションするなど、それなりにTBSも力を入れていたっけ。
金子賢もゲスト出演していた。
■第5シリーズ
別名『ガラスの少年』シリーズ。
複雑な家庭事情で心を病んだ”ウラ番”兼末健次郎(風間俊介)が、立ち直るまでを描く。
特に、誤って母親を刺してしまう辺りからボルテージは一気に上昇。
毎週毎週涙なくして見られなかったのは、風間の演技の上手さ故か。
ちなみに、始めは風間とつるんでいた癖に、掌を返したように風間を脅迫する寿司屋の息子役が、キョンキョンと同棲中の亀梨。
この回から、”最終回はソーラン節”というお約束が確立する。
■第6シリーズ
別名『直と政則』。
性同一性障害の鶴本直(上戸彩)と、殺人者の父親を持つ成迫政則(ジャニタレ)を軸に物語が展開するが、こんな一大事に金八の息子幸作の白血病が発覚。
以前のようなスーパー教師ではなくなった金八と、初の金八を認めない校長との対立、そして、収拾がつかないことが返って怒涛の盛り上がりを見せることになり、最後には兼末健次郎まで登場して、にっちもさっちもどうにもブルドッグ。
『これで金八は終わりだ!何でもやったれ!』
というスタッフの声が聞こえてくるような暴走ははとどまるところを知らず、とうとう卒業式を一時中断という事態まで追い込む。
が、個人的には一番好きなシリーズで、最終回のラストで
♪今日から僕はぁ~ ま~っすぐにぃ~
と『真っ直ぐの歌』が流れた時、涙も滝のように流れたのは言うまでもない。
次の日目が真っ赤に腫れてたYO!
■第7シリーズ
前半で脚本の小山内先生が降板したことをきっかけに、スタッフがやりたい放題、し砲台。どかーん!
崇史の意味不明のダイブをきっかけ(ご都合主義で一命は取り留める)に、丸山しゅうはヤク中へ変貌だ!
ヤクって言ってもシャブだからね!
腕に注射を打ったり、薬が切れて幻覚を見たりで、正視できないシーンがこれでもかと続き、さしもの金八フリークのまんぞーも、自身のブログで金八批判をしたほどの問題作だ。
ただ、やっぱり最終回は泣いちまったんだよな。
亀田の試合同様、泣いちゃった人間の負けなんだよ。
一応、一昨年の年末スペシャルで、しゅうはヤク中から立ち直ったが、何となく嫌なまとめ方だった。
う~ん、何だかんだと言っても、やっぱり金八はスゲぇドラマだ。
TBSさん、何やかんやと叩かれてますが、金八を作り続ける限、オレは応援してまっせ。
但し、次回作の脚本は武田鉄矢にやらせてはどうですかね?
(お終い)
小山内先生の手記が載ってましたね。
案の定、TBSには大激怒らしいです。
買って読んだぜ、週刊文春。
やっぱりオレが思ってた通り、勝手にスタッフが過激にしたんだな。
しかも、小山内先生をシカトして。
第8シリーズはとんでもない展開になることは間違いなし。
要は止める人間がいない作品はダメってことだ。