自殺は伝染病であるという説を、以前何かの本で読んだ記憶がある。
岡田有希子が投身自殺をした頃のことだ。
あの時も、後追いで自殺する者が急増し社会問題となった。
それよりショッキングだったのは、つい先日までテレビに出演していたアイドルが、死体写真となって雑誌に掲載されたことだ。
白黒写真ではあったが、アスファルトに横たわり割れた頭から血を流して朽ちている写真に、思わず目を背けたくなった。
死は美しくなどない...改めて思った。
いじめ、自殺予告、集団逃避、幼児虐殺...陰惨な事件は社会の写し鏡だ。
マグマを溜め込んだ火山が噴火するように、いつか膿はとめどなく溢れ出す。
アイドルの死体写真を載せるマスコミ
自分勝手な行動を繰り返す大人たち
明るい兆しなどない無味乾燥な未来
...それらのツケは、ハーメルンの笛吹きのように、未来を担う子供たちをどこかへ連れ去ってしまうのだろうか?
自殺という言葉を聞くと、必ず思い出す物語がある。
御茶漬海苔というホラー漫画家の「リーンカーネーション」。
輪廻転生を信じ、死を恐れることなく校舎の屋上から飛び降りて死んだ親友。
それから15年経ち、主人公は夫と4歳の娘に恵まれ、幸福に暮らしていた。
ある日の午後、娘が主人公に話しかける。
「嬉しい。私のあげたレコード、今も大切にしてくれてたのね」
娘は自殺した親友が輪廻転生した姿だった。
二人は再会を懐かしむも、最後に娘はそっと呟く。
「ごめんね、こうしてはいられないの。私はまた違う人生をやり直さなくっちゃ」
そう言うと、ベランダに向かって駆け出す。
「やめて!私の娘を連れて行かないで!」
ニヤリと微笑みを浮かべると、ベランダから飛び降りる娘。
部屋には、昔親友がくれたレコードの曲が流れていた。
自殺した子供らは、その身を投げる時、一体どんな顔をしていたのだろうか。
それを思うと、胸が痛くなる。
岡田有希子が投身自殺をした頃のことだ。
あの時も、後追いで自殺する者が急増し社会問題となった。
それよりショッキングだったのは、つい先日までテレビに出演していたアイドルが、死体写真となって雑誌に掲載されたことだ。
白黒写真ではあったが、アスファルトに横たわり割れた頭から血を流して朽ちている写真に、思わず目を背けたくなった。
死は美しくなどない...改めて思った。
いじめ、自殺予告、集団逃避、幼児虐殺...陰惨な事件は社会の写し鏡だ。
マグマを溜め込んだ火山が噴火するように、いつか膿はとめどなく溢れ出す。
アイドルの死体写真を載せるマスコミ
自分勝手な行動を繰り返す大人たち
明るい兆しなどない無味乾燥な未来
...それらのツケは、ハーメルンの笛吹きのように、未来を担う子供たちをどこかへ連れ去ってしまうのだろうか?
自殺という言葉を聞くと、必ず思い出す物語がある。
御茶漬海苔というホラー漫画家の「リーンカーネーション」。
輪廻転生を信じ、死を恐れることなく校舎の屋上から飛び降りて死んだ親友。
それから15年経ち、主人公は夫と4歳の娘に恵まれ、幸福に暮らしていた。
ある日の午後、娘が主人公に話しかける。
「嬉しい。私のあげたレコード、今も大切にしてくれてたのね」
娘は自殺した親友が輪廻転生した姿だった。
二人は再会を懐かしむも、最後に娘はそっと呟く。
「ごめんね、こうしてはいられないの。私はまた違う人生をやり直さなくっちゃ」
そう言うと、ベランダに向かって駆け出す。
「やめて!私の娘を連れて行かないで!」
ニヤリと微笑みを浮かべると、ベランダから飛び降りる娘。
部屋には、昔親友がくれたレコードの曲が流れていた。
自殺した子供らは、その身を投げる時、一体どんな顔をしていたのだろうか。
それを思うと、胸が痛くなる。
良いタイトルですね。まさにその通り!
>御茶漬海苔だなんて気の抜けた名前の人が書いてますけど、「リーンカーネーション」って怖い話ですね。背筋がゾッとしましたよ。
この御茶漬海苔って人はホラー漫画家(しかも絵がイマイチ)だけど、結構心理的にゾクってくる話を書いてるんだよね。
20代の頃にハロウィンって雑誌に連載しててさ、妹が好きだったから実家に帰った時に良く読んだよ。
>良いタイトルですね。まさにその通り!
もう一年があっという間に感じられるようになってるから、未来だなんて思えなくなったな。
いつ死んでもおかしくないような年齢になっちゃったし(笑)