さかいみなと創造空間

境港市の文化NPO、さかいみなと創造空間主催イベントのほか、近隣で開催されるコンサート・イベント等を紹介します!

第1回みささ音楽祭

2007年10月16日 | コンサート・音楽

三朝はカエルが似合う街(*^_^*)かじか蛙の声が似合う街・・・・
120年の温泉の歴史が、湯の街ギャラリーが、陣屋が・・・・面白い!(^^)!
ていう話しは今回の題材ではありません。
この度三朝ではとっても楽しそうな音楽祭が開催されます!!!楽しいから音楽?
何が楽しそうかと言いますと、美術館や由緒ある温泉館、商工会館や茶房であるのです。
ホールから抜け出して、街中で音楽を楽しむ!!これが出来るところがまたすごいですヽ(^。^)ノ
出演者も鳥取県を代表する演奏家たちが勢ぞろい、米子や日南町からも参加されます。
箏奏者の大西瑞香さんはすでにご存知の方も多いと思います。また、マリンバ奏者の米原真吾さんとクラシックギターの木村秀樹さんは確か学校の先生だったような・・・・
そして、私が今回一番心を奪われた場所が『カンパネルラの館です』
この変わった名前からおや?と思われた方、正解です!!!
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に登場する主人公ジョバンニの友人カンパネルラ。
ジョバンニはカンパネルラと共に軽便鉄道・銀河鉄道に乗って宇宙を旅するのですが、物語の一番最後にカンパネルラが川に入って亡くなります。
ジョバンニは宮沢賢治自身でしょう、カンパネルラは・・・生前交流のあった三朝の河本緑石・・・・農林高校で宮沢賢治と親友になり後に同人誌発刊など共にした作家。
緑石は故郷倉吉の農学校で教鞭をとっている時に、海でおぼれた同僚を助けるために海に入り・・・二度と帰らぬ人となったそうです。
宮沢賢治の遺作となった銀河鉄道の夜に登場するカンパネルラ・・・そのモデルは河本緑石に相違ありません。
そんな話しを、三朝の「カンパネルラの館」に行った時に、コーヒーを入れてくださった一人の女性に話しを伺いました。
この女性こそ河本緑石さんの娘さんでした。
ご本人(娘さん)からこの話しを聞いたとき、鳥肌が立ったのを昨日のように思い出します。
この茶房には宮沢賢治が出した手紙や、河本緑石の遺品の品々が展示してあったり、不思議なことに貴重な「オールド・ノリタケ」(知ってる人は少ないかな?)なども展示してありました。
もっと不思議なのは(ある意味必然かも)宮崎駿さんが「もののけ姫」の取材で三朝の「たたら」の研究取材の合間に立ち寄り、そこの日記帳に「トトロ」の絵を描いて帰られたのです。
話しが随分飛んでしまいましたが、そんな素晴らしい場所を音楽祭の場所として選んだ人、そこを提供してくださった緑石さんの娘さん・・・
三朝はそんな素晴らしい街だと、あらためて勉強させられました。
音楽祭の話から、宇宙の話しまで飛躍してしまいました(>_<)


余談が長くなりました、音楽祭の詳細は、チラシをクリックして拡大して見て下さい。 それでも見えない場合は0859-43-3515三朝町役場地域振興課まで!!


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