今回は腰から…

入院82日目 生存中


２日おきの更新日を間違えた訳ではありません。

また、カワイイ看護師さんが急に配属された…、とか言う嬉しい報告でもありません。その点、悪しからず…


昨日、「採血の結果をみて今日か、明日マルクをします」と言われてました。
マルクとは、骨髄液の検査の事です。

そして今日、それが行われました。

今回は胸の骨からではなく、腰の付近の骨からでした。

局部麻酔の注射をしますが、骨の所に針が押し込まれるあの独特で嫌な感触は、小心者の私にとっては、何度やっても怖いものでした。

うな重も、３回目は飽きる

入院81日目 生存中

採血のある朝は早い


なんだかんだと能書きを言いながらも、体重は、こないだの70kgを切って以来67kg前後まで減量致しております。



また、今週中も治療の中休みなので、病院内のレストランで昼御飯を食べる事が多い。

しかし、それもちょっと飽きて来た。

２つあるレストランの、しかもあれだけ沢山のメニューがあるにもかかわらず、御飯物で肉が入ってないのは、うな重、天重、エビフライ定食、野菜カレーだけ。

ソバやウドン類は肉の心配はないのですが、せっかくだから御飯物をしっかり食べたい。

結局、上記４品のローテーションとなり、ウナ重は３度目。
正直、いい加減飽きて来た。

そうだ、確か売店にも沢山の弁当類があったから、次回は真剣に覗いてみよう。

毎回、手付かずのお膳を下げに来る看護師さんは「事前に言って下されば、昼食出しを止めますが…」と気遣ってくれますが、レストランで食べるかどうかはその時の気分次第にしたいので、そのまま出してもらうようにしてます。

勿体なく、また、申し訳ない事だと思ってますが、今は仕方がない。

治療の中休み延長

入院79日目 生存中

治療の過程で、３回目の抗がん治療前の中休みが、今週もまだ続いております
但し、点滴の24時間中投与と、定期的な採血はあります

先の自宅外泊時には、ウナ重や味噌ラーメンなど、好きな物を食べて来ました
ミソ汁も久しぶりで美味しかった

但し、長い闘病生活のため、好きな料理でも普通の１人前は食べられず、半分くらい食べたら満腹になってしまいます

先生も、そんな事が分かってんでしょう「好きなものをいっぱい食べて栄養をつけて来なさい」と、言ってました

だからでしょうか、あれだけ高カロリーばかりを食べて来たのに、今回は体重がほとんど増えてませんでした

今週も、病院内のレストランで何度かお昼を食べようと思ってますが、沢山メニューがありながらも肉の入ってないメニューが少ない(肉は大嫌いであり、あれを食べるヤツの気が知れない)

街中のメシ屋なら、「肉抜きでお願い」の注文を受けてくれますが、ここのレストランではそんな融通がききそうもない雰囲気だ

肉が食べられないのも厄介な事である

再び、自宅での外泊中

入院77日目(１泊だけの外泊中) 生存中

治療の過程で、今週末も再び外泊許可が出ました

と言う事で、昨日帰宅し、今朝は自宅で朝を迎えました

先週の来客者での疲れを考え、今回は本当にゆっくりしたいので、周りのヤツ等には帰宅する旨を告げず「お忍び帰宅」と言う事にしました

帰宅中に、あれやこれやと済ませたい用事がありますが、釣りの雑誌や磯の会報などを見てたりしてたもんだら中々用事が進まない


さて、午後病院に戻る時間までに何から手を付けたらいいのか…

暇を持て余してます

入院75日目 生存中


３回目の抗がん治療が始まれば、再びビニールに覆われたベッドに横たわり、副作用などの影響で本や雑誌などを読む気力は失せます

治療の中休みの今は、部屋にあるソファーに腰掛け１日中テレビを見てますが、ニュース以外は「暴れん坊将軍」と「水戸黄門」くらいしか見たいとは思わない

さほど読みたいとは思わなかったが、暇でしょうがないので推理小説を３冊買ってみました
釣りや車の雑誌以外、こういった類の本はあまり読んだ事はありません

本を買う際、面倒くさいので内容など吟味せず題名だけで選んだので、ストーリーが面白いかどうかも分かりません

案の定、読み始めてみたらぜんぜん面白くないので直ぐに眠くなってしまい、１日で3～4ページしか進まない、そしてこの本は640ページもある

割り算をすると、一冊を読み終えるのに213日もかかるのかぁ…

こういった本を読むのも難儀な事だと思いました

いっときの幸せ…

入院73日目 生存中


今週中は治療の中休みです

但し、定期的な採血と点滴の投与は24時間中あります

マスク等で予防をすれば病院内の売店に行く事と、病院内のレストランでの食事は許されてます

早速、21日の昼御飯は帽子とマスクで完全装備し、点滴キャスターをお供にしてここのレストランに行き天重を食べて来ました

病院のレストランには初めて入ったんですが、各メニューとも割合にいい値段してんですよね

街中のレストランではないので味にはあまり期待してなかったんですが、まあまあ旨かったからOK

ただ申し訳ない事は、いくら承知の上とは言え、部屋に帰ればお昼のお膳が用意されてます
手も付けず、そのまま返す無礼を謝りたい

そして、３回目の抗がん治療に入るまでの、いっときの幸せと、お許し頂く事にしましょう

んでもって、今日はウナ重を食べて来ようと思ってます

自宅で迎えた２日目の朝

入院71日目(外泊中)　 生存中


自宅に帰るとやりたい事が一杯ありますが、２ヶ月以上の病院生活のため、体力が相当衰えてる事が分かりました

中でも一番疲れるのが、親戚の連中や、近所の方々がお見舞いに来られその対応です

また、昨夜は見舞いに来た親戚連中が夜遅くまで宴会をしてました

私は早めに別の部屋で床に就きましたが、ヤツ等の相手をするのには非常に疲れたぁ～

外泊の目的に、人との会話もリハビリが含まれてる事が良く分かりました

まだ今日も、４～５人が見舞いに来るとか言ってますが…

ちょっと自宅に行って来ます

入院69日目 生存中


外泊許可が出たので、２日間ほど自宅に帰って来ます

前回の一時帰宅と違って、今回は自宅に泊まって来ます

ただちょっと気になるのが、10日くらい前の採血の際に針が神経に触れようで右手に電流が流れたようなシビレが走った
その後、右手を動かす時に手から腕にかけてシビレの症状が現れてます
先生は、日数は掛かりるけれど治って行くと言われた

そんなんだから、外泊中も右手にはあまり負荷を掛けないようよう、気を付けなければならない

また、鎖骨の所の点滴管は身体に射し込んだままで帰宅します
そして、へパリン？とか言う点滴管が詰まらないための、注射器みたいな器具を使う作業は自分でしなくてはなりません

これがまた非常に怖い作業なんです

体重が60kg 台になった…

入院67日目 生存中


体重69.0kg

ここ数日で体重が60kg台に突入した


２回目の抗がん治療もそろそろ終わり、血液の回復状況をみて「外泊許可」の予定日が決まる頃だと言われた

３回目の抗がん治療が始まる前の２～３日間の外泊は、衰えてる筋肉のリハビリとリフレッシュも兼ねるとの事

外泊中は、刺身などナマ物類以外なら、なんでも食べていいのです

今、頭に浮かぶのは、まず、あのツユのたっぷり掛った「天丼」、次に「味噌ラーメン」、次に…ん？どうしたものか、次が思い浮かばい

まぁいい、後でゆっくり考えましょう

ただ問題なのは、外泊の２～３日の間にそんなもんばっか食べてんと体重が直ぐに増えるに決まってる

前回の時は、カロリーを抑えるため相当薄味に作った食事だと、嫁さんがゆってましたが約1.5kg太ってた…


画像、500mlのペットボトルと比較して下さい
こんな小さなカップ麺があったんですね

副作用もだいぶ納まって来た…

入院65日目 生存中

２回目の治療の副作用も、辛い谷底から、いい血液が造られ始めた事で熱も下がり食欲も出て来た

かと言って、毎度運ばれてくるお膳のオカズは、相変わらず不味くて無理

★朝食
パンとジャム、フルーツジュースor豆乳、メインのオカズは日替わりだが、玉子焼き以外は不味くって食えたもんじゃねぇ(失礼、あのオカズを想像しただけで腹が立ち、ちょっと乱暴な言葉になり申し訳ない)
デザートのフルーツはOK

★昼食
希望で主食をウドンにして貰ってるが、飽きて来たので市販のカップウドンorカップラーメンが多い
メインのオカズは朝より種類とボリュームはあるが、味付けは同様に不味い、蓋を開けはて見るものの直ぐ元に戻す事がほとんど
他の小皿の料理も同様だ
デザートのフルーツだけは食べられる

★夕食
主食は希望でお粥にして貰ってる
これに持ち込みのフリカケの中から、その日の気分で好みを選ぶ(特にシソが早くなくなる)
メインのオカズは、やはり玉子焼き以外は無理
持ち込みの色々をオカズにして何とか凌いでる
デザートのフルーツだけはOK

食欲が出て来たと言っても、こんな程度なので食事の楽しみも薄れる

楽しみは、「今日、担当させ頂く○○でぇ～す」と、毎日、朝と夕にその日の担当を告げに来る看護婦さんだけですかねぇ～

中でも、「あの看護婦さん」と「あの看護婦さん」の担当の日が待ち遠しい…

写真はパン食の朝御飯

思い起こせば、あの時…其の２

入院63日目 生存中

入院の２ヶ月前頃の話しですが、定期検診の一環で受けた「大腸の内視鏡検査」の際の血液検査では、中性脂肪やコレステロールや血糖値など、成人病とか生活習慣病に関わる注意や改善は指摘されてましたが、他の数値からこの病気を予見には至らなかったようです

そしてその１ヶ月後に「胃の内視鏡検査」、大腸の検査の時の血液検査の結果が残ってるからと言う事で採血はしなかった

その頃から、両足のスネの内側付近に痒みを伴う赤い湿疹が少しづつ現れ出した

釣りに行った時に川ダニにで刺されかも…と思い、皮膚科で受診

皮膚科の先生は「太ってて中性脂肪が高いから足の血液循環が悪いからだ、運動して痩せろ」と、塗り薬だけを処方された

次に現れた症状は、ちょっとぶつけただけで内出血したようなアザが出来、しかも中々治らない

歯磨きの際にも、しょっちゅう歯ぐきから微量に出血してたが、歯肉炎のせいだぐらいに思ってた(現に歯肉炎があり、過去何度も治療してた)

これらの症状が続きながらも、食欲など他に異常がある訳ではなく至って元気だったので、たいして気にもせず週末は釣りに行っていた

恐らくこの時点で、既に血小板などは相当下がってたんだと思います


普段の「釣れない釣り」が、その頃の釣行の危機にようやく幸いしたのだど感謝しなくてはなりませんね

思い起こせば、あの時に…

入院61日目 生存中


もし、あの５月のゴールデンウィークの釣りで大物の本命魚が釣れ、その取り込みでケガでもしてたら…と、今思うとゾォーッとします


「ちょっと体調が気になるから…」と、自宅近くの掛かり付けの内科医で午前中に採血をしたのが、ゴールデンウィーク明けの５月７日

その夕方、先生から「緊急を要す話しだから直ぐに来い」と電話が来た
血液検査の結果に極めて異常な数値がある事と伝えられ、即入院を覚悟で明日この病院に行けと紹介状を渡された

その晩、家族には「きっと検査に何か手違いでもあったのでは…」と、至って冷静さを意識して話した

翌日、車で行きたい所だが即入院となれば面倒な事になるので、仕方なくタクシーで行く事にした


まず最初に皮膚の赤い斑点を見た専門の担当医は、先ずは血液検査を…、結果は直ぐに出て「血小板が１万台、他の数値にも異常があるので、今から骨髄液の検査をします」と言われ処置室で腰から骨髄液を採取。そのままベッドで安静になってた所へ先生が来られ「残念ながら急性骨髄性白血病です。ガン細胞が95％に増えてます、即入院の手配をしますね」と、この病気の宣告を受けた

「仕事の指示や、諸々の用事だけでも済ませたい、１～２日だけ猶予を頂けないか」と、先生に嘆願し、２日間の猶予を頂いた

そんな事情で、急場しのぎの血小板の輸血を受け、帰宅後の行動の注意事項を厳重にと、説明をされその日は帰宅した

傍にいた嫁さんは、先生の説明に終始泣きっぱなしだった

あれからもう２ヶ月かぁ…

釣りの車内もそうでしたが、何でも手の届く所に置きたがる写真です

体重60kg 台目前で足踏み…

入院59日目 生存中


5/11の入院時の体重は81kgでした

ついこないだには、60kg台突入ギリギリの70.3kgまで減りましたが、そこからまた72kgまで増えたりして、60kg台突入目前で足踏み状態となっております

先生の話しでは、今後の治療のためにも、もう少し痩せた方がいいとの事です

但し、食べずに減量するのではなく、食べて減量しろと言われた

ビニールに覆われたベッドにいる今、許されてる移動範囲は部屋の中だけ

約４～５歩で行けるトイレ、位置は違いますが同じく約４～５歩で行ける洗面所、こんな程度しか歩きません

しかも用事が済んだら直ぐビニールのオリの中に戻らなくなくてはなりません

この運動量では、痩せる程のカロリー消費にはならない


治療の過程で食欲が全くなくなり、点滴による栄養分の補給もありましたが、回復してもあの病院食のオカズを食べるのは非常に辛いと思う


担当の先生からは、食べられそうなものがあれば、許された範囲の物なら持ち込みが許されており、毎食後にそれらを含め「食べられた量」を看護婦さんがチェックして行きます

チェックする看護婦さんは、持ち込んだ食べ物の、空になっ容器に比べ、全く手付かずの病院食を見て「病院食は薄味だから仕方がないですねぇ…」と、残ってる量を見て気の毒そうに言ってます

カロリーの高い持ち込み食ばかり好んで食べてるから、あれ以上の減量にブレーキが掛かってんのかも知れないですね


食事を作ってる方々には大変申し訳なく、また、罰当たりな事だと思ってますが、今は仕方がない


入院して分かったんですが、看護婦さんの好みはさほど影響ありませんが、食事の好き嫌いだけは非常に厄介な事である


写真は、今の私に許されてる移動範囲
左側のドアがトイレ、右側の明るい所が洗面所です

お客様からの電話だとねぇ…

入院57日目 生存中


入院の際、全てのお客様や仕入れ先、又は釣り仲間に入院する旨を連絡をした訳ではありません

入院も１ヶ月半になると、事情を知らないお客様から「儲からない客だから、うちへは中々来ないのぉ～？」とか

仕入れ先の担当者からは「売り出しのご案内を出してるのに、最近ご来店がないのは…？」とか

釣りの知り合いからは「最近、釣り場を何処かに変えたのか？いつもの場所で見掛けないが…」などと電話が掛かって来る

高熱が出て、電話を取るのも辛い時は電話には出ませんが、多少楽な時に掛かって来るお客様からの電話には極力出るようにしてます

しかし問題は、相手が話し好きなお客様だと非常に困ります

一応、最初に病名を含めこちらの今の状況を説明するんですが、相手がお客様と言う事で、至って元気そうに話すもんだから事の重大さが理解して貰えず、お客様からの一方的で、しかも機関銃のような勢いの話しが始まります

だいたいお孫さんの自慢話や、嫁さんの悪口、何処何処へ旅行に行ったと言う類の話しが延々と続く

いくら商売とは言え、元気な時でさえ面倒くさいのに、この辛い副作用の最中では苦痛です

ちょっと長話しをするだけでノドが痛くなり、それが原因で熱が上がる事も多い

しゃべりに勢いづいてるお客様に、失礼のないように話しを遮断させるのは至難の業である

その点、メールは有難い

それが原因と言う事ではありませんが、昨夜も３９.６度の高熱を堪能？しました

正直、辛いです

高熱は想定内と言われても…

入院55日目 生存中


いよいよ副作用も本番に突入して来たようです

白血球も100(正常値4500～7000)まで下がると高熱が出る

夜中に39度以上まで熱が上がったので、夜勤の医師が血培(採血して感染源を調べ、それをやっつける抗生剤を作る)のため採血をした

先生からは、この治療は高熱との闘い、この程度の熱は想定内、白血球が上がるまでは解熱剤や抗生剤でしのぎましょう、と言われた

いくら、想定の範囲内の症状だから心配しなくていいと、言われても高熱にうなされてる当の本人は「だるい」、「ノドが痛い」「食欲なし」等々で非常に辛いのであります


話しは違いますが、ここは７階なのでさぞかし風通しもいいだろうと、窓を開けようとしましたが頑丈な鎖で止めあり、10cmくらいしか開かないようになってました

隙間を10cmにしてるのは、空中ダイブさせないための策なんでしょうねぇ

赤ん坊ならともかく、10cmを通り抜けられる頭の径の大人はいませんからね



その点、ネコはたいしたもんだと思う

頭が入るくらいの穴なら難なく通り抜けてしまう

しかも逃げる際、通り抜けられるかどうかを瞬時に判断する能力は凄いですね

ネコが穴に何度も頭を突っ込んで、通り抜けられるかどうかを確かめてる姿を見たことがない

まぁ、ネコの話しなどどぉ～でもいい事なんですがね…