私の所属するチェンソーアートクラブの仲間が
実は、病気に倒れて手術入院していた。
その話を私が聞いたのは、すでに本人が退院してからだったのだが、
私は正直、ショックでした。
普段、「きっと右腕が無くなったら左腕だけで俺は彫るよ。」なんて
カミサンに豪語していたのだが、そんな自分を恥ずかしく思った。
そんなのはあくまでも想像の中の都合の良い自分を美化しているだけであって、
実際には身体のどこが悪くなるのかも予想しえないし、
家族の心配やなんかを考えればただの迷惑な妄想に他ならない・・・
ただただ、今ある健康に感謝すべきです。
そして、今回の出来事でチェンソーアートが
生活や人生の一部でしかない事を再確認する良い機会となった。
勿論、それは大切な一部であるのだけれど、
家族より大切か?人生より大切か?と言われたら、
格好の良い台詞なんて陳腐すぎて言えなくなるだろう。
今日は彼の家に遅くはなりましたが、見舞いがてらにお邪魔しました。
病気は命にかかわるほどのものでしたが、思ったより元気そうでホッとしました。
術後の身体を今は休めながらも、実は来年の大会に向けて色々と策を練る姿は、
私にとっても大きな元気になりました。
「復帰したら、また一緒に練習しましょう!」
本当は私が言わなければいけない台詞を
彼の方から言われてしまった。
でも、それが妙に何だか嬉しかった。
チェンソーアートは人生のほんの1ページ。
でも、それは心に残る人との出会いでもあり、
語らいでもある。
彼はそんな事情により今回のカーバーズミーティングに参加できませんが、
本当は参加したくて仕方がないらしい。
元気になったらまた大いに暴れましょう!
誰の人生でも、今はじっとこらえる時期ってえのがあるものです。
でも、それを乗り越えたとき、春の花のようにパッと咲くもんです。
って、私は信じています。
あ、今回は画像はありませんでした。あしからず・・・