赤城山ファン

ぶらり散策
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(散策備忘録&アルバム)

昔あった「地獄谷温泉(鉱泉)」

2023-07-31 |  ⑨地獄谷温泉(今はない)
地獄谷温泉(鉱泉)情報
幸田露伴の随筆
※赤城山には明治23年の夏に訪れ、「地獄谷温泉」に籠って「一口剣」を書き、その間の様子を「地獄渓日記」に書いた、とある。
※一杯清水のバス停。昔あった「地獄谷温泉」入口
地獄渓日記
・明治廿三年の六月三十日思ひ立て上野より汽車にて前橋に着く。日暮れたれば一泊す。
・七月一日、朝早く前橋をたちて人力車にのり、小暮といふにて下り、馬をやとふて進む、小暮まで二里二丁、小暮より大洞まで五里なり。
・地獄渓といふは地蔵峠の下にて西手に高き山あり。それに引つづきて荒山鍋割り山を南の方に望む。三面は山々にかこまれて一面わずかにひらく。風景佳なり。湯に入りて雲の往復を見る。此心実に妙なり。
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