ヨーク・ウィルバーンやトーマス・イーストで知られるTrue Soul レコードからのアルバムです。60年代後半、南部アーカンソーの黒人レコード屋さんリー・アンソニーが地元のブラックミュージックのために立ち上げたレーベルであり、スタジオも経営しつつ、60年代から80年代のリトル・ロックのブラックミュージック・シーンを支えていた。アーカンソーでなくリトル・ロックとしたのは、その地がベースであることもさることながら、黒人層の人口比率が半数近い都市部であるということに依拠して。
ではこのアルバム。1978年のリリースとなります。ライト・トラックというバンドは、アルバムはこの一枚のバンドですが、ファンク・ファンにはこのレーベルからの一枚出されているアルバム未収録の7インチが知られているバンドですね。かつてのファンク45ブームではレーベルごと評価されリイシューも盛んでこのレコードもリイシューされています。ただ、このレコードの正当な評価が伴っていたかは少々疑問。ジャズ・ファンクとしての評判はいいとして、一人息巻きアルバム中のベストと目しているのがディスコ・トレイン・ライドという曲。性急かつ熱苦しいサウンドが、リトル・ロックの黒人音楽の振り切ったグルーヴを表現しているかのようで。このくらい荒々しいサウンドこそ評価してのディスコブギーと思う次第です。
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