
アーニー・ジョセフ率いるアーニーズ・ラヴの1983年の7インチ。この名義で3枚、アーニー・ラヴ&ラヴレッツとして2枚の12インチEPをリリースしています。そちらは10年ほど前にPヴァンからまとめたコンピレーションが出されて話題になり有名かも。まだその頃はあまりディスコブギーはクラブミュージックでは認知されてなく、コレクタブルな一部からユニークな録音としての評価でした。改めてそのコンピを耳にすればその素晴らしさに気づくでしょう。さてこのアーニー・ジョセフ、60年代からミュージシャンとして活動し始めているそうで、70年代はメジャーミュージシャンのバックやセッション・ミュージシャンとして活躍、それからのグループ結成だった様です。ドラムを叩きながらヴォーカルをとるスタイルで、ハイ・トーン/ファルセットを駆使した独特の歌唱、ダンサブルなディスコブギーからメローなバラッドまで、どれも聞かせる録音です。古い私みたいなコレクターにはこの盤が一番知られ親近感あるのでは。心地よいパーカッシヴなバックにファルセットヴォイスが映えます。古くからのディスコ・クラシックでもありますね。まあそのあたりの先入観抜きに、この楽曲の素晴しさを堪能したいところであります。