ニューヨーク~ニュージャージーのプロデューサーとして名高いジョージ・カーの、シンガーとしての録音。自身の制作した諸般のシンガーの作品と比べると、そのヴォーカルの線の細さゆえ力量の差を感じてしまうが、それもスタイルと思えば楽しめる内容ではある。スムースなテンポ、清涼感あるコーラス、時代毎にサウンドを変えたジョージ・カーの76年この時代の音が表された録音とも言える。