Soul 虎の穴

雑感

 ソウル本舗のDJイベントが終了して月も変わりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。そういえば、随分とまともにブログ更新をしていないような。それからイベント終了の理由についての問い合わせも。更新ついでに少し触れてみたいと思います。
 長く続いていたDJイベントの終了についてですが、下記コメント欄で多少触れていたように、とりあえずあの様なスタイルのDJイベントが終了ということです。どんなスタイルかというと、解りやすく言えば、様々な音源を持ち寄ってマイナーやインディ問わずターンテーブルに乗せてしまおうというもの。根底にあるのはマニア/コレクター側からの情報発信と言えます。それが結果として7インチ・シングルをダンスミュージックとしてプレイするような形になって行ったと。当初は手探り、コレクターのイベントと揶揄されながらも、ケブ・ダージ来日を機に旬のスタイルへ。その後、同系DJの来日やファンク・イベントの勃興、ファンク45ガイド出版などにより、クラブ・ミュージックとしてファンクやモダンソウルがポピュラリティを獲得し、イベントも認知されたと思います。しかしながら旬の時があれば賞味期限は過ぎるわけで、この数年は期限切れといった状態でした。コレクターのイベントと揶揄されていた状態に戻ったとも言えます。その状態でも続ける意義もそれなりにあるだろうし、新しく何かが生まれる可能性も多少なりとなくはなかった。それ以上に賞味期限切れのスタイル、シングルに固執したコレクター色濃いものに対する拘りが、集まる人々に強かった。これは終わらせてあげないといけない、そう思い立ったわけです。だらだらやるより、いやだらだらやり過ぎたとも思いますが、ここで終わらせるのがベターだろうと。7インチレア盤の世界はある意味十分認知され受け入れられたし、マニア/コレクターからの情報発信としての意義は達成され、イベントの使命は終わったと。今ではコレクターのイベントは多々ある。拘りがあるならばDJとしての可能性を各々そこで見つけて欲しい。
 大まかに以上の通りです。何だかんだ書き連ねましたが、とはいえ一時は新しく何かを提供し、今までにないブラックミュージックの価値感を植え付けたと自負しています。もちろんそれは関わった人全ての力の結晶に違いありません。私の力は小さく、縁の下から支えてくださった皆様あってのイベントでした。ありがとうございました。このイベントに深く関わった一人として胸を張りたいし、関わった皆さんが自慢できるものだったと思います。心から感謝し、また次に進みたいと思っています。敬具。


コメント一覧

soulhonpo
おまつさん、WBCと共に復帰ですか。久しぶりのスポーツイベント、サムライジャパン、はてさてどんな結末になるやら…しかし一次予選は全く見れないなぁ…変な時間のアメリカ・ラウンドが待ち遠しいです。
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