7月に発売される正座小説は
「地蔵盆」がテーマです。
<京都天満宮付近のお地蔵様>
今回、調べてみて、京都が発祥の地で、
京都、大阪、兵庫、滋賀など関西一円と、北陸、新潟、
長野や東北の気仙沼でも行われていることを知りました。
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「地蔵盆」とは、夏の風物詩、辻信仰です。
町内には、行ってみれば一丁目、二丁目、
それぞれに石造りのお地蔵様が祀ってあり、
小さな祠に収められています。
地蔵盆になると、お地蔵様は祠から出されて
きれいに拭かれ、お化粧のし直しをされて、
子供の集まる場所に祀られます。
旧盆が終わってから一週間して、子どものいる家は
子供の名前の書かれた提灯を飾り、お菓子やジュース、
果物などをお供えし、お坊様の読経をお迎えして
大人も子供も 直径3~5メートルもあるような
巨大な念珠をぐるぐる回し、お経を唱えます。
町内会の役員さんが、運営されるので、
暑いさなか、大変です。
子供たちのためにスイカ割りや、夜になれば
のど自慢大会など
小規模な夏祭りが開かれます。
京都出身の 海道 遠も、子どもの頃を思い出して
懐かしく書くことができました。
<京都三条賀茂川べりのお地蔵様>
そして、これが終わると長い夏休みも後、一週間になり、
子供は宿題や新学期のことが心配になるのです。
(サザエさんのカツオくんのようにならないように)
最後になりましたが、正座を強いられたりした
覚えはないのですが
読経の間だけでも 正座すればお行儀がよいと思いつき、
小説として書かせていただきました。
発売のお知らせは1日のブログに書かせていただきます。
海道 遠