いたい。
いたいよ。
こころが、きもちが。
いっていいのか、わかんない。
こまらせるだけかもしれない、さきをよんでしまう。
いえない。
いわない。
このことばを、のみこんで。
なかったことにしてしまおう。
だいじょうぶ。
いつものことだし。
だいじょうぶ。
だいじょうぶなはず。
だいじょうぶでなくなったら。
わたしは。
こわれるのかな。
ただ。
ほしいとおもった。
うらやましかった。
ゆるされるものが。
わたしはしらない。
たいけんしてない。
したいとおもっても。
できることとできないことがあるんだって。
おおきくなってた、からだ。
としも、とってた。
しんじられない。
いつのまに?
すきで、せいちょうしたんじゃないよ。
すきで、とじこもってたんじゃないよ。
じこぼうえいだったの。
だってあのときは。
わたしをぜんぶ、ひていしたもの。
わたしがわたしのままにいたら、いけなかった。
こまらせるだけ。
わがままなんて、いえなかった。
どれが、わがままなのかも。
わかんなくなって。
きもちも、おもいも、かんじょうも。
ごちゃまぜになって、どろどろしてて。
いまごろ。
いまさら。
でも。
でも。
でも、ね。
いやなの。
みとめたくないの。
わたしが、めをとじて。
ちっちゃくなってたあいだにも。
しらないうちに、たくさんのことがおこってて。
くうはくの、じかん。
さがしても、あさっても。
みつからない、なにひとつ。
なくしてしまった、きえてしまった、あいされたきおく。
あいされていたのかな。
あいされていたのよと、きくけれど。
しらないもん。
おぼえてないもん。
しんじられない。
わたしのいちばんさいしょのきおくは、おばあちゃんのことば。
『いいこにしてなさい』
くりかえし、くりかえされた。
だから。
それは。
[わたし]をひていするもので。
[わたし]は[わたし]をまもったのに。
ひづみ?
おおきな、みぞ。
[わたし]がわすれたこと、しらないことを。
おいっこが、おうかしてる。
しっとする。
くるしいよ。
なんで、なんで、なんで・・・。