みなとニュース(そろばん)

みなとは神戸市兵庫区で1951年に誕生し、現在神戸市兵庫区に2教場、神戸市北区、篠山市住吉台に教室があります。

小学生の学力低下にそろばんで対抗!

2005年03月18日 | 教育について
 昨年の11月からこの3月にかけて、神戸市内の小学校に出向いてそろばんの指導を行ってきました。教科書には3年生でそろばんの指導がはいっているんですが、最近の学校の先生の多くはそろばんについて知らない人が多いので、ボランティアでそろばん塾の先生が学校でそろばんを教えています。
 私もその中心的なメンバーとして多くの学校に行ったんですが、「ええ?これで3年生?」と思うぐらい学力のない子、指が自由に動かない不器用な子が多く見られました。具体的に言いますと「1と9、2と8」というような10の合成の数がすぐにわからない子、人差し指を動かそうとしても同時に親指がうごいてしまう、あるいはその反対というように指を自由に動かすことができない子がかなり多く見られました。
 たった4日間のそろばん指導ではありましたが、この4日間のそろばん指導に対して子供たちからいろいろと感想文をいただきましたが、その中で「これまで繰上りがよくわからなかったのがわかるようになりました」とか「計算に興味をもちました」とか、当たり前と言えば当たり前の感想をいただきびっくりしています。本来ならば1年生のころにしっかりと見につけておいてほしいことが3年生になっても充分に理解できていない子が多くなっているのかもしれません。
 こうした子供たちの学力低下を目の前にして自治体などでも「そろばん」を積極的に活用していこうというところもあります。尼崎市などでは1年生から6年生まで年間を通して小学校でそろばんを指導しています。昨年1年間実施して、大きな成果をあげたそうです。

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