ふた昔の身分違いの結婚

おばあちゃんがくると昔ばなしをうんとするので面白い

昔の高貴なところにお嫁にいく時と格下のお家にお嫁に行く時の結婚の話

高貴な方は　相手のお家と同じ位のお家に娘を養女に出し　そこからお嫁にいく


格下のお家にお嫁に行くには　ほぼ勘当で　仕方なく格下のお家に養女に出し　祝福されずにお嫁に行く　ただ支度金はどっさり持たせるのがお金持ちの意地らしい

おばあちゃんのお母さんは格下のお家にお嫁に行きたくて　勘当されてしまったらしい
格下と言ってもお相手は政治家のお宅で麻布にお家がある人なのに　曾祖母のお家が位高すぎたってだけの話　
ほんのちょっと前まで　そんなことが本当にあったんだよって　

それで毎度おばあちゃんの言うことが　そらのお父さんなんか格下も格下　
なんであんなのとママが結婚したのか　本当に腹が立つ！って言うの

おいおい昔ばなしじゃないのかさ
そんなこと言うのはおばあちゃんの中で身分違いが現在進行形でしょ　って私は心の中で思うのでした

おばあちゃんの半分はいいとこのお嬢さんなのよアピール　
夢のようなお話で　私には現実味が全然ない話　
仕方ないよね　歳をとると良いことばかり思い出すって言うらしいから　これもおばあちゃんの口癖　もう80歳です