風の形が見える

専業主婦の感傷日記

主人のこと

2018-06-08 12:39:02 | 結婚してから

今回は、『ぜいたくな願い』シリーズは、一回お休みして、主人の事。

主人には、感謝してる。
何の取柄もない私と結婚してくれて、
今は専業主婦として家に置いてくれている。
家事もたいしてはかどらない私を。
強迫性障害という心の病気も抱えているしね。
その病気が悪化した時も支えてくれたし、
普段も優しくしてくれていると思う。

お金はないけど、それ以外はたいした不満はないはずだった。
でも……
私が、まず、主人の事、と一番に考えてる思考。
夕食のリクエストがあれば、叶えようと思い、
主人の趣味が順調ならば、それで主人が嬉しいならば、
別に、どこへも出かけなくてもかまわない。
主人が言い出して飼った猫が三匹になってからも、
私が家に居るんだから、世話は任せてと、
動物が苦手だったのも克服してがんばってる。

そりゃ、家事も得意じゃないし、
体重も主人の希望まで落ちてないし。
何より、働いて家計を助けたくても、
心の病気のせいで、とても働く自信がない。
わがままなんて言えないんだけど。

でも、今回、私が一年前から楽しみにしていたものを買う、となった時、
「だめ。」と、主人に言われた。
お金がない家なのはわかってる。
貯金も節約も大事だよね。
でも、この臨時収入が私に入る予定だとわかった一年前から、
ずっと楽しみにしてたの知ってるのに。

「お前はいいよな。」
それは、専業主婦なのに、少し値のはるものを買う、という意味?
「貯金がたくさんあればいいよ、買っても。」
そうだね。
「俺なんて……」
主人一人に働かせてる。
もっと趣味に時間をつかいたいよね。
「お前、働けないんだろ?」
無理、です。

でも、専業主婦になってからの年月以上の年月を、
共働きしてた。
あの頃、主人の欲しがるものは、
何でも、私の給料で買ってあげられた。
主人が喜んでる姿を見れば、私も嬉しくて。

もちろん、内緒で実家を金銭的に助けていたから、
その後ろめたさもあったと思う。
でも、主人の希望を叶えてあげたい、という気持ちは本物だった。

「俺の言ってることが正しかったって、わかる時が来るよ。
後で、あの時買わずに貯金して良かったって思うから。」
そんないうほど、大した金額じゃないんだけど。
世間的には、それっぽっち?みたいな……

「わかった。」
反論はしない、過去のことは持ち出さない。
いつも通りの私でいるね。

長いこと、自分の実家を助けていたお金や、
嫁ぎ先を助けようと主人に渡していたお金。
ああいうものから少しずつ、秘密の貯金をしていればよかったかな。

「金を工面してくれないか。」と、父親に言われた時。
「給料もらってるからって、そんなもの買わなくてもいいじゃない。」姑に言われた時。
いつも、私の答えは、今回と同じだった。
「わかった。」にこっ、と笑ったりして。

自分の気持ちがわからない。
私にしては珍しく、少し怒って書き出したものの……
いつも、怒りは、私にはつかまえておけない。
どこかに消えてしまう。
怒り、なんてものがあったのかどうかもわからなくなる。

まあ、そんなお話でした。











平和な日々 2

2017-11-23 12:18:51 | 結婚してから


昨日、今は特に何もなく平和な日々です。
と書いて、もちろん実感なんです、私的には。
でも、病院の精神科に通って、薬を飲んでいて、
平和です、というのは、『え?』と思う人もいるかも。
体調も、ん?ん?と気になることもあるのですが。

でも!
こうやって、自分の精神面、体調面のことに向きあっている、
毎日たいていそれだけ、なんて、
私の人生振り返ってみると、実に平和な時代になったなあ、って。

人間関係、金銭面だけじゃない、
仕事をしていた頃は、精神的な病気のせいもあって、
いつも不安で胸がいっぱいだった。
学生時代は、とにかく運動神経がにぶく、
体育の授業への嫌悪が、黒い雲のように生活をおおっていたし。

今の生活だって、お金をいっぱい持ってる人からみたら、
つつましいものでしょうね。
でも、幸せって、人それぞれだと、
この年齢になって、心から思います。

ここのところ、よく更新できてるなあ、
この調子で行きたいものですね。
ところで、カテゴリー、昨日も今日も、
“結婚してから”になってる。
“日記”の方がいいかな?
まあ、いいか。
それでは、また近いうちに。



平和な日々

2017-11-22 15:30:38 | 結婚してから


前回の続きね。
一か月程前に、大変でもちゃんと生きている人がいるということを知る機会があった。
ということを前回書いたんだけど。
もちろん、これまでも、そういう事を知ることはたくさんあったけど、
なぜか今回ほどガーンときてなかったのかなあ?

それで、そういう心の下地?があったからかもしれないんだけど。
半月ほど前、道で人を待っていた時のこと。
そばの家の庭で、背中をこっちに向けて寝ている薄茶色の中位の犬がいたの。
あったかくて、よく晴れた昼下がりだった。
秋の陽を受けて、お昼寝をする犬。
それをぼんやり眺める私。
平和だなあ。

これまでいろいろあったけど、
こんな、のんびりした気持ちで過ごすことができるようになったんだ。
特に、これだ!というような悩みや心配があるわけでもなく。
そりゃ、細かくあげていけば全く何にもないことはないけど。
でも、平和な気持ちでいられる。

生まれて来て、もしかして良かったのかな、って、
生まれて初めて思った。
半年ぐらい前は、同じような生活をしていても、
三日に一回位、どうしようもない暗い気持ちでいたのにね。
心が、やっと落ち着いたんだろうか。

まあ、私のことだから、しばらくしたら、
またグチグチ言ってるかもしれないけど。
でも、とりあえず平和な私もいたということで。

それでは、またね。



私の番

2017-08-26 12:51:02 | 結婚してから


こんにちは、お久しぶりです。
七月三十日に書いて以来、お休みしてました。

この間に誕生日も迎え、また一つ歳をとり(女優の沢口靖子さんと同じ歳!)、
(なぜ、女優を出してくる……)

この一カ月は、実家の母親が体調を崩すわ、それによって気弱になるはで大騒動。
加えて、うちの三匹いる猫のうちの一匹が病気して病院へ。
いつにもまして、暇も金も、ない。

昔から、働いてても、働いてなくても、
暇も金も、いっつも無いんだよなー

独身の時は、せっせと働いては、父親の借金払いの手助け。
そして、母親と共に信仰していた宗教の活動。

結婚してからは、働いて嫁ぎ先の生活費を助けつつ、
姑や夫にばれないように、実家に給料を運び……

父親が亡くなり、姑が亡くなって、
会社勤めを辞めて。
お金はなくても暇だけはできた。
今度こそ落ち着いて、自分の書きたい小説を書こう。

と思ったら、患っていた強迫性障害が悪化。
確認の強迫行為に一日中追われて、
ご飯を食べる暇もないありさま。

薬を飲んだり、カウンセリングを受けたりで(継続中)、
強迫性障害も落ち着いてきた。
かといって、家事を完璧にこなす状態でもなく。
その頃から夫の給料が下がり始め、
私が働こうにも、とてもそこまでの精神状態ではなく。
何も役に立っておらず、肩身が狭い。

でも、夫にも病気のことをわかってもらい、
できることからやっていこう、と思っていた。
と、今度は、歳をとってきた実家の母親の買い物や、病院の付き添い等、
自分の家にゆっくりこもることも難しく。
母親は、自転車で行ける距離に住んでいて、専業主婦で子供のいない私が、
昼間自由に実家に来れないことは理解できないみたいだし。

そりゃ、弟も、母のことはよくやってると思うが。
でも、弟は若い頃、思った通り生きてたしね。
思った通りといえば、都会に出て行ったかつての同級生達、
親のことはどうなってるの?
重いものの買い物は?病院の付き添いは?
若い時、自由に生きてたんでしょ、
親にもいっぱい援助してもらったことがあるんでしょ?
大学の卒業旅行はヨーロッパだっけ、
今こそ、恩返し、親孝行の時なんじゃないの?

ううん、他人のことはどうでもいい、
ただ、私の番はいつ来るの?
いったいいつになったら、
心も身体も自由に、のびのびと、
自分のしたいことができるの?
そういう時は来るの?

三匹の飼い猫の汚したところを掃除しながら(ほんとは、
不潔恐怖が残ってるから苦手なんだが)、
明日は実家に行った後、夕飯の買い物をして、そういえば、
信仰している宗教の関連で、書かなければならない書類があったな、
とか考えてると、なんだかね、ふーっとため息。

もっと大変な人はいっぱいいる、
その中でも美しい文章を書けている人も。
わかってる、でも、いつもそんな風に、
正しい方角ばかり見てはいられない。

また長くなってしまった、
これからしなきゃならないこともあるのに!
それじゃ、またね。















姑との暮らし

2017-05-10 18:45:05 | 結婚してから


姑とは十年ちょっと一緒に暮らしたけど、
一回もケンカしたことはなかった。
私はもめるのが嫌いだし、
姑はテキパキした人で、
ぼんやりの私とはケンカにもならなかった。
ただ、二世帯住宅ではなかったから、
そういう暮らしということで。
トイレもお風呂も洗面所も、
二階から(私と主人は二階を使っていたので)、
今、姑が使ってないなと確認してから、一階に下りるという……
そういう気の使い方は、姑も同じだけど。

私は会社勤めをしていて、帰宅も遅かったので、、
夕食の準備や、主人の洗濯物なども、姑がしてくれていた。
会社が休みの日は一緒に台所に立つけど、
私は、料理なんてろくにできなくて、気まずかった。
早く食事を終えて、片付けて、二階に行きたかった。

主人の給料も、姑が管理していて、私は主人の給料のはっきりした額も、
給料日すら知ろうとしなかった。
主人からお金をもらってるわけじゃなかったから、主人の給料なんて、
私には関係なかったのだ。
(私も、黙って自分の給料から、実家にお金を渡してたし)
自分の食費なんかのかわりに、主人のおこづかいは私が出して、
あと遊びに行くお金とかも。
なんていうのかなあ、結婚生活というより、
私が二階に間借りしている感覚?
こうして振り返ってみると、姑とケンカはしなかったけど、仲良くもないなあ。

やっぱり、同居するんなら、二世帯住宅だなと、その頃も思ってたけど、
リフォームするお金もなかったし。
大きな買い物をしようとすると、姑に反対されてあきらめたり。
夕食後にカップヌードルが食べたくなって、
でも、姑の作ってくれた夕食に不満があるみたいに思わせるとダメなので、
そーっと台所で湯を入れて、二階で食べたり。
その他、別に、こそこそする必要もないのに、こそこそしてた。

今でも姑が生きてたら、私きっと無理して働いてるだろうな。
家にいるわけにもいかず。
主人も前に、そう言ってたことがある。
「母さんが生きてたら、まだ働いてるだろうなあ。」って。
もしかしたら、病気(強迫性障害)が、もっともっとひどくなってるかもしれない。
その結果、働けなくなって、それから、どうしたろうね。
実家に帰ったり?
実家も、父がまだ生きてたら、
やっぱり私が働いて、お金を入れなくちゃならなかったんだけど。

姑にしろ、父親にしろ、
死んで良かったとは言わない、言えないけど。
あ、そっか。
私がかわりに死んでたら、すべて解決ということか。
ん?
もう、この話はやめ。
また、明日ね。