そらんぢ堂

アーカイブ図書館として残します。

新・言の葉供養0008

2024年04月19日 20時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『入れ物』

人はそれぞれ
心と言う入れ物を

生まれながらに
持っていて

そしてその入れ物には
各々個性があるの

その個性は
まるきり感性とも呼べて

生まれながらに持つ
感性は変わることがない

だからあなたよ

唯一無二の感性で
彩られた入れ物を

どうか大切に
どうかどうか大切に


※某アプリ内に書き下ろしたもの。


新・言の葉供養0007

2024年04月19日 14時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『消された叫び』

風が鳴き始めた
雲の流れも早く

小学校から
聞こえていた

児童達の声は
いつしか強風が

何処かから運んだ
誰かの叫びに変わってた

聞き耳を立てると
そんな時に限って

長い貨物列車と
北へ向かう新幹線が

同時に通過して
叫びのこだまを消してゆく

風はまだ吹いている
叫びはもう聞こえない

※某アプリ内に書き下ろしたもの。


新・言の葉供養0006

2024年04月19日 10時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『ぼっち万歳』

快晴の蒼
どこまでも深く

縁側は早くも
陽だまりの中

レースのカーテン
優しく揺らす南風

お気に入りの曲を
メドレーで流す

今この瞬間は

世界に自分だけ
居ればいい

全てのアンナコンナ
しがらみを排除して

アイスコーヒーで
お日様に乾杯

※某アプリ内に書き下ろしたもの。