月と私たちが住む地球との関係には昔話などいろんなお話しがありますが、太陽系の惑星たちについてはあまり知る機会がありません。
今回はその惑星たちが奏でているハーモニー(調和・和音)についてご紹介したいと思います。
天文の世界では、地球から見てお隣さんである金星が、8年ごとに同じ動きをするのが知られています。
地球を離れて視座を太陽系を上から見たところに移動してみます。
そこから見た地球と金星の位置を数日ごとに直線で結びます。
すると8年間で、この本(英語です)の表紙になっている図形が浮かび上がります。
金星と地球の間に、蓮のような花が開きました。
金星の自転速度はとても遅くて、地球の一年の三分の二の速さになります。
この本によると、この比は音楽でいうところの五度の和音にあたるそうです。
そして、金星と地球が一番接近した時には、いつも同じ面を見せてくれ、金星と地球は8年間にちょうど5回顔を合わせることになります。また、地球の8年間は金星の13年間となります。
ここに出てくる …5-8-13… という数字は、フィボナッチ数列という有名な数の並びです。 隣り合う数字の比が黄金比に近い値になっていくという。
金星の公転周期は224.701日
地球の公転周期は365.256日
これも黄金比に近い値となります。これらの結果、二つの惑星の間に花が開くのです。
愛と調和と美の女神アプロディテ(ヴィーナス)に結びつけられてきた金星と、我々の住む地球とが創りだす形態も、やはり調和しているということになります。
かつてギリシャの哲学者ピュタゴラスたちが、「それぞれの惑星が回転しながら固有の音を発し、太陽系全体で和音を奏でている」として追求した『天球の音楽』の世界がここにはあります。
宇宙とは、なんと調和したシステムなんでしょう。
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