花ざかりの廃園

If you celebrate it,  it's art.  if you don't,  it isn't. 

Bicycle Tune(自転車の詩)John Renbourn

2017年10月22日 | 思い出すことなど、ほか


John Renbourn の "Bicycle Tune" というギター曲の楽譜(タブ譜)をついに見つけた! 自分で弾けたらいいな、素敵だろうなぁと、30年以上ずっと憧れていた曲なので、ネットで見つけたときはうれしくて小躍りしたほど。

そんなわけでこの頃、暇を見つけてはタブ譜と指板を前に、自分の目と耳と指先とを連動させ、辛抱強く練習しているのですが、 ”好き”から生まれるエネルギーには素晴らしいものがあると、久しぶりに実感しています。

ギターの場合、ピアノとは違い、ある一つの音が、幾通りかの弦とフレットの組み合わせで出せるのですが、いくつか投稿されている動画を見ても、曲全体を通して同じ弾き方の人はいないようで、各人各様です。
どう弾くのが自分にとってベストの運指なのか、今ひとつ自分なりの結論が出せず、いろいろ試行錯誤もありますが、それも楽しい作業だと思えます。

これに関しては、作曲者のジョン・レンボーン本人も、「Ladye Nothynges Toye Puffe」という曲の解説においてでしたが、次のように書いていました。
”従来私が弾いているようにフィンガリングを記しておきましたが、代用があれば使用することもよいでしょう。”(これは、非常に有り難い助言です!)

というわけで、僕も自分なりのフィンガリングを、音の好みや運指のしやすさなど、あ~でもない、こ~でもないと、結構な時間を費やして確かめ定めたのでした。

こうして、ひと通り曲を覚えた現在、あとは、途中でつっかえないように、きれいな音が出せるようにとひたすら練習あるのみなのですが、、、ぼくは、こういったことに数カ月、いや半年、1年かけても(なにしろ、下手の横好きなものですから)、限られた短い人生の時間の使い道として(も)、まあ無駄なことではないだろうと呑気に思ったりしています。というのも、人生の3分の1 以上もの長い間、ずっと、そのことをしたいと、思い続けていたからです。

                *

Bicycle Tune(自転車の詩)、この曲の可愛らしさは、曲の構成が、A・B・C・D・D・C・B・A (対称構造)となっているところかなと思います。車輪の回転のように円環構造に、あるいは、サイクリングのように、往って 帰ってくるところ。また、対位法というほどではありませんが、高音弦と低音弦が奏でるメロディーの緩やかな、絡み と 解(ほど)け  具合、、、。

                *

今回の記事に少し関連があるかと思い、いつも見ている動画のご紹介をします。カナダ在住のギター講師。おおもりごうすけ さんの投稿動画です。







最新の画像もっと見る