あーぶくたった

うたかたの日々

熊野古道

2009-08-31 22:16:26 | Weblog
和歌山県の熊野神社へ行ってまいりました。写真は、那智の滝と那智大社。
熊野三山にある、熊野速玉神社、神倉神社、那智の滝で有名な那智大社、熊野本宮は、20代後半に、和歌山県の新宮出身の中上健次(作家)の作品に傾倒してたこともあって、その神聖さや、神秘性に魅かれ、行ってみたかった場所だったのです。だけど、関西からも関東からもアクセスが不便で、お金や時間がかかるために、いつもなんとなく断念してたけど、今回は、ぜひとも行かなきゃいけない!ような気持ちになり・・・いざ、憧れの地へ。

新宮駅という閑散としているけれど、海と山と熊野川の匂いのする寂びれた感じをなぜか感じないような、明るい雰囲気の和歌山県の街を起点に、バスでそれぞれ、熊野速玉神社(15分)、神倉神社(速玉神社から徒歩10分)、那智大社(30分)、熊野本宮(1時間20分)。
山越え谷越え、どの神社のある場所は、古事記に記してあるような、神降臨伝説や
神様を祀るにふさわしいところでした。
アミューズメント的な要素はなにもない場所だけれど、なにかとても神々しい宝をもらってきたような感覚です。年に一度は訪れたい場所。
ちなみに熊野古道といわれる道(鎌倉時代に作られ、お遍路さん、修験者たちの道)を歩いたときになんとなく懐かしいような心持ちになりました、もしかして前世で来たことあったのかな・・なんて。

まなぶ場所

2009-08-06 10:18:12 | Weblog
結婚して初めて直面した山を上っているのか!?そんな今日この頃でございます。はじめは、なんとか自力で解決せねば!と、全くキャラにもなく片意地張って頑張ろうとした結果、マイナスな考えが泡のように次から次へ浮かんでは消え浮かんでは消え、周りのせいにしてみたり、ほんっと邪悪なデビルに占拠された心でした。そんなとき、思いがけず、「わたしの盲腸」とういう小さな事件が起こったことで、家族や友達のあたたかさをひしひしと、実感して、それまでのピンと張ったような気持ちの糸が、するするっとゆるみはじめました。そしたら少しづつ、それを乗り越えるための、響くよな/tyoutcin/}言葉など、いろんな種類の出会いがあり、はじめ「困難な時期に突入だなあ」だと思っていたのが、いつのまにか、「なんという素晴らしき経験だこと!」に変わっていることにびっくりしました。
しかも、ミルクレープのように何層にも重なった心の埃を少し、お掃除できたようなそんな気さえするのです(思い込みかもしれないけど)。

家族、友達、見えない力、わたしたちを取り巻くすべてのものに、ワレワレは、生かされて守られているのだなあ、忘れっぽくて、すぐに愚痴っぽくなる私だけど・・・これだけは忘れたくないことだなあなあ。

「良い」 「悪い」 「正しい」 「間違っている」 そんなそれぞれの線引きは、そう重要なことではないような気がする今日この頃

「学ぶ」っていうことは机上のことだけではほんとにないんですね