「平壌お母様」!?

参考資料１　参考資料２

一方では、"指導者"の母のブロンズ像や"聖地"扱いしている施設などが破壊され、かたや、"後を継いだ"正恩の生みの母親の偶像化作業に熱を上げているようです。
しかも胸くその悪いことにこの後継者は、悪名をとどろかせた祖父と父の行いを踏襲しています。相変わらず拉致事件には知らんふりを決め込み、それから亡命を図った住民へ、あまりに残酷極まりない仕打ち等々。少なくとも、人間のやることではないだろう！
なぜこんな残酷非道なことしか出来ないのか、理解に苦しみます。

この代替わりとほぼ同時期、一時期は"次の後継者"とささやかれてきた"指導者"の長男・正男氏の発言などにも注目が寄せられていますね。
東京新聞記者・五味洋治氏の著書*を購入して一通り読みましたが、なかなか興味深い内容ばかりが綴られています。五味氏と正男氏とのメールのやり取りを紹介した内容です、秘かに次回作(?)を期待しているのは、私だけではありますまい。

― 仮に正男氏のような人物が北のリーダーとなったなら、かの地はどれだけ様変わりするだろう。正男氏の海外留学期間が長かったことは、正男氏にとってプラスだった
　という、どこか小生意気な読後感を持ちました。

ブロンズ像破壊の前にも、北の異常な体制にノーをとなえるビラなどがまかれたり貼られたりなどして大騒ぎ、検挙した当事者をしょっぴいている動きも伝えられました。

しかしまぁ、一体、何年もこんな異常な体制が続くのでしょうか！
フェイスブックなどに端を発したアラブの春から、早１年が過ぎようとしています。

*・・・父・金正日と私 金正男 独占告白　文藝春秋