BLUE LACE

ビーズに生け花、手づくり石鹸に、或いは株にと、好奇心旺盛なKiraraの限りなくひろがる趣味の世界。

現金商売

2008-07-29 23:00:58 | 未分類
今、suica とか Edy とか お財布携帯とか
いろんな種類の電子マネーが出てます。
コンビニなんかでも気軽に使えるし
便利なので、結構はやっているようです。

でも、今のこの世の流れにちょっと付いていけないので
Kiraraはクレジット機能も、何の特典もない
ただの無記名suicaを電車の乗り降りで使っているだけです。
ちょっと小銭がないというときには便利かもしれないけど
お金の形が見えないというのは何となく不安な気持ちも沸き起こります。

先日ひょんなことから土浦に行ってきたんだけど
そこの商店街に行って昔ながらのパン屋さんで
パンを買いました。
お店の奥でパンを作っていて、
これまた「伯爵」とかいう不思議な商品名の
冷蔵のショーケースにパンが並べられていて
おばあちゃんが売ってくれます。

山型食パン 一斤 170円也

パンを買っておばあちゃんにお金を渡しておつりを貰う。
それだけのことなんだけど、
とっても具体的現実的な状況の中に身を置けているので
何だかほっとしました。
おつりの間違えとかはあるかもしれないけど
小さい買い物だし
とりあえず偽装とか変なトラブルなんかは
おこりにくいわけで・・・。

たったカード一枚で数字が動いて、自分の手元に商品がある
というような状況は買い物をしている感覚も薄れます。
よっぽどきちんと自分の方向性を決めておかないと
ホイホイと買い物をしてしまいそうで怖いです。

電子マネーにするか現金買いするか
それは個人の好き好きだけど
Kiraraはやっぱりそういう世の中の波には乗り切れなさそう・・・。


アントニオ古賀

2008-07-22 22:18:07 | 徒然ごと
梅雨も明けました。
暑いですねー・・・

先日川崎大師の風鈴市に行ってきました。
色々な地方の風鈴が売っています。
すごくいい音のものから
「何じゃこりゃ?」というほど響かないものまで
沢山の風鈴がひしめいていました。

風鈴市のうちわを配っていたのをもらったんだけど
裏側に「風鈴音頭」とかいう歌が載っていました。
作曲は「アントニオ古賀
古賀政男の弟子でギタリストです。
小さいときセクシーなおじさんだと思ってました。
NHK教育のクラシックギター講座の番組で講師もしてたんだよ。

そんな話をKiraraは興奮気味にしていたんだけど
一緒に行った人はみんなアントニオ古賀を知らなかった・・・
Kiraraの興奮が空回りしてみんな大笑いしてました。
あのアントニオ古賀が風鈴音頭なんて作ってたんだっていう
感動を共有できなくて残念です。
んにゃーー


西の魔女が死んだ

2008-07-07 21:24:06 | 映画


梨木香歩原作「西の魔女が死んだ」の映画を見てきました。
2ヶ月ほど前に原作を読みました。
梨木香歩の作品は「からくりからくさ」「りかさん」「家守綺譚
」等を読んだことがあって、
ちょっとオカルトめいた、でも描き方が静々としていて割と好きな作家です。

今回の映画ではシャーリー・マクレーンの娘さんの
サチ・パーカーさんが主人公のおばあちゃん役として登場するとのことで
とても楽しみにしていました。
本当はこのおばあちゃん役はシャーリー・マクレーンに
オファーがあったらしいですが、
「私よりふさわしい人がいる」と娘さんを推薦されたそうです。

いやーーうまかったです。おばあちゃん役のサチさん。
孫が家に帰ろうと決心したときのビクッと震える演技
そして孫とのちょっとした事件があって
今までの信念が揺らいでいる気持ちを
カップを持つ手の演技であらわしていたり・・・。
日本の俳優さんも下手ではないんだけど
サチさんと比べるとやっぱりかすんでしまいそうな・・・。

そして作品のテーマもとても好きでした。
自然から受け取るものを享受して
あるものを肯定して生きていく生き方。
自分自身がなかなか出来ないことなので
あこがれてしまうのだけど・・・。

どうやって人と向き合っていくのか
心が通ったら通ったで
やってくる困難をどう受け止めるか
大人として学ぶところの多い作品でした。