すぎなみシェアリングネイチャーの会

杉並区の西の端、池や森、丘、小さな滝まである善福寺公園を中心に活動しています。一緒にネイチャーゲームを楽しみませんか。

自然と遊ぼう!ネイチャーゲーム ~善福寺川の川調べ(上流)~

2015年07月21日 | すぎなみシェアリングネイチャーの会の報告
平成27年7月12日(日) 環境ネットワークの講座
自然と遊ぼう!ネイチャーゲーム~善福寺川の川調べ(上流)~


梅雨の雨が一段落した7月12日に、環境ネットワークの講座として「自然と遊ぼう!ネイチャーゲーム~善福寺川の川調べ(上流)~を行いました。



開会の後、ネイチャーゲーム「はじめまして」で自己紹介。「水の中に棲む生きものを育てたことがありますか?」や「川に棲む生きものの出会ったことがありますか?」などの質問をし合いました。



川調べの1つの方法として水質検査を行うので、パックテストのやり方を教えてもらいました。5cmくらいのプラスチックのパックの中に試薬が入っていて、水を入れた色の変化で水のきれいさが分かるようになっています。pH(酸性かアルカリ性か)とCOD(水に有機物や汚れなどが溶けているかどうか)を調べました。



最初はホタル水路に入りました。ホタル水路というのは上池と下池を繋ぐ水路で、植物が生い茂り、浅いので、水の流れはほとんどないくらいです。底には泥が溜まっているので、足が泥にとられてゆっくりとしか歩けません。皆が入ると透明だった水があっという間に泥水になってしまいました。
ドジョウ、モツゴ(魚)、小さなエビ、ザリガニ、アメンボなどが見られました。



 善福寺川に移動して全員がパックテストを行いました。




八幡西橋の下流には湧水があり、きれいな水がこんこんと湧いていました。その湧水の水と川の流れの水の水質を調べたところ、湧水はとてもきれいだということが分かりました。




 川には何種類もの魚やドジョウ、カワニナやマシジミなどの貝、スジエビやヌマエビ、ザリガニなどがいました。
甲羅の大きさが30cmくらいもありそうなミシシッピアカミミガメもいました。誰かが飼えなくなって捨てたのでしょうか。生きものは最後まで大事に飼ってあげて欲しいものです。

 井荻小学校に移動して昼食。午後は獲ってきた生きもののスケッチをしてマップを作りました。



 最後にネイチャーゲーム「森の設計図」をして「川の設計図」を描きました。もしも自分の川があったら、どんな川がいいですか?そこにはどんな生きものが棲んでいたらいいでしょうか?



 在来種と外来種が別の場所に棲んでいる川やウオーターシュートで滑ってくると一斉に花が咲く川、川遊びの後で温泉に入れる川もありました。世界中のいろいろな淡水魚が棲んでいる川もありましたし土手に桜の花が満開の川もありました。
 
 「思ったよりたくさん生きものがいた」「意外とザリガニがいなかった」「ドブ川みたいな所に湧水があるので驚いた」「善福寺川に入る下水を何とかしたい」などの感想が聞かれました。