あなたとぼく

四捨五入して30になる年齢になったけど、脳内の中二を大切にしているブログ。
素っ裸で走りまわれる限りつづけます。

慣れない、身体

2010年08月11日 | Weblog
晴れ

ほしいもの



第参話 慣れない、身体

【ネタバレ注意】
以降の記述で私の夏休みに関する核心部分が明かされています。
充実した夏休みを送っている方は、気分を害する恐れがあるのでご注意ください。タイトル画像は仕事中に作ってるよ。
【ネタバレ注意】

船は港をでる。

空は雲ひとつない、ことはないけれど、快晴。ここから始まる59巻(以下続巻)の私の夏物語を暗示するかのようだけど、私のブログは300万部もの発行部数を誇らないし、300万ものアクセス数もない。

ヨットは一路大島を目指す。

ヨットなんて乗ったことがない人のために説明すると、ヨットに乗っているとなんだかんだ忙しかったりする。帆を出したり畳んだりみんなで一つのことに打ち込んでチームワークを育んだりする。ブランデー片手においそれと立っていればいいわけではないし、そもそも揺れがすごくて手放しで自立しようものならDive to Blue なんてものだ。そうなったらこのオヤジたちは絶対に気付かないし、助けない。私は乗りながらにして命の危機に瀕しているのだ。あと、キャプテン黒ひげはワイン片手においそれと自立してた。

一通りすることが終わると舵を取る必要もない。勝手に進むべき道を選んでくれるのだ。いたずら好きなヨットだったらハワイあたりに連れてかれるんじゃないかと思ったけど、乗組員と違ってヨットはものすごい正直者だった。完全にまっすぐ進む。そうなると手持無沙汰の海賊は何をするって、酒を飲むに決まっている。私もビールをもらって海賊になった。あこがれの海賊だ。

で、完全に酔っ払った。

私は海賊失格だ。昼飯の時間になった、昼には島に到着して港の海鮮に舌鼓なんて考えていた私が甘かったのか、船内のキッチンでなんか料理してる人がいて、フランスパンとか出てきた。料理人も乗船してた。

で、ひとかけらのパンを食べてすぐに海にリバースした。

海は本当に広い、私の吐瀉物をすぐに飲み込んでしまう。そんな海の偉大さに触れ、寝た。目が覚めるともうじき夕方になるころだったようだ。私は父親に日帰りで参加すると告げてあるので、大島から東京への高速船を予約してもらっていた。その船の出航時間が迫っているのに、なかなか島に着かない、どう考えても間に合わないんじゃないって雰囲気で誰も心配する様子はない。これだから海賊は。

なんとかギリギリで島に着くことができたが、本来民間人が停泊させてはいけない堤防に無理やりつけて、私は飛び移った。普通に着地した。そして島のパトロールの人に連行された。

海賊として生を受けてから覚悟は決めてきた。この年で世界政府につかまったということは、私は気付かないうちに海賊王になったのだろう。どこから来たのか聞かれて東京と答える。全てを悟った私は全て正直に答えるんだけど、世界政府の手先はバカを見るような顔をされた。

そして10分後に東京行きの高速船に乗って本州に戻ってきた。

島の滞在時間10分
食べた魚介類、、、

コスモザカード オーパス

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