原市通商様
簡単ファイルサーバーの技術情報その4です。
本日のお題は、「LAN接続の出荷時設定」です。
○IP固定・明示
業務用機械なら、こっちにしたと思います。
大きい会社など、DHCPから素直にIPアドレスもらえる環境はそうそう多くない、と思うため。(違うかな...)
○DHCPから取得(自動設定)
小規模LAN間環境、家庭であれば、こちらでしょう、
ということで
簡単ファイルサーバーはDHCPから自動取得する設定で出荷しています。
設定を変えたい人は、これまたちょっと面倒なことが起こります。
1.リモートで変える
DHCPサーバーからIPもらえて、同一エリアにWindowsPC/Macがあると、リモートで変更できます。
(1)telnet / TeraTermなどのターミナルで、コンソールでログインして設定ファイルを直接編集
debian使える人は、こっちが簡単です。
telnet \\raspberrypi などターミナルでつなぐ。
Raspbianはdebianの仲間ですので、
sudo nano /etc/network/interfaces
ってな感じで編集して、
sudo ifupdown eht0
でLAN再起動すればよいです。
(2)Webminにて変える
debian使えない人は、こっちが簡単です。
IEなどのブラウザで、https://raspberrypi:10000 にアクセスして、ルートにてログインする。
とっても簡単なWebminでの設定変更して、eth0を再起動する。
2.直接変える
簡単サーバーのふたを開け、HDMIテレビ/モニタ、USBキーボード、USBマウス(LXDEでやる場合)をつなげて立ち上げます。
HDMIモニタってのが曲者で、その辺に転がっているPC用ディスプレイはDVI端子だったりするため、変換コネクタが必要です。(ワタシは買いました。数百円の投資)
HDMIテレビ、家庭ならありますね。でも、そこまでもっていかなきゃなんない。あーめんどっちい。
(1)コンソールで変える
1 (1)と同じです。/etc/network/interfacesをルートにて編集してeth0を再起動してください。
(2)Webminで変える
startxにてLXDEを起動します。
LXDEでmidoriブラウザにて、 http://127.0.0.1:10000 のアドレスをアクセスして、ルートでログインする。
あとは1 (2)と同じです。
もし設定するのが分からなーい という方は原市通商さんにご相談ください。
ちなみに、RaspberryPiは割と簡単に無線LANにつなぐことができます。
※簡単サーバーを無線LANにつなぐと、とっても嫌なことがたくさん起こるので、
やらないほうが良いです。念のため。
バッファーローあたりの電気屋さんで売っている(古めの)無線LAN子機をそのまま使えます。
接続可否情報については、ネット上で人柱になってくれた人のネタがたくさんあるのでそちらを見てください。
LXDEで設定ツールがGUIで準備されているので、それを使うのが便利です。
もちろん、webminでも設定ができます。
○簡単サーバーの電源事情
無線LAN子機を簡単サーバーが動いているときにUSB差し込むと、USBを挿した瞬間にRaspberriPiがリセットかかってしまうことがあります。
USBを挿した瞬間に起こる電圧低下に、RaspberryPiが耐えられないのだと思います。ACアダプタの性能にもよるのかもしれませんが、その辺のガードが甘いため注意が必要です。
※ 簡単サーバーでは、セルフパワーのUSBハブ経由でUSBストレージをつなぐようにマニュアルに書きました。
USB-HDDなんかも無線LANと同じ目にあいますのでご注意を。