
静岡舞台芸術センター(通称SPAC)の『真夏の夜の夢』を観てきました。
東京からも劇場直行バスが出ているから意外と楽に行けるよ、
とは聞いていたもののなかなか足を運ぶ機会がなく…
初SPACでの観劇でした。
今回のは、シェイクスピア原作の「真夏の夜の夢」を、
野田秀樹が潤色、館長でもある宮城聰が演出したもの。
ことば遊びが随所に散りばめられていて楽しかったです。
衣裳も舞台美術も素敵だなぁと思っていたら、
すべて新聞紙で作られていると聞いて驚きました。
それも、ことばというテーマを表現するためだとか。
ことば、というテーマはすごく興味深かったです。
原作にはいない悪魔が登場するのだけど、その悪魔は、
誰かが心の中で思ったけど口には出さなかったことばを集めて、
その思いを叶えてしまう、という悪魔で。
この悪魔が原因で、オーベロンやパックの暮らす森が
消滅の危機にさらされてしまうのでした。
悪魔と結んだことばによる目に見えない契約を取り消すことができるのは、
ことばで語られるおはなしだけ。
ことばによって悪い方向にも良い方向にも現実を変えられるというのは
言霊思想みたいだな、と思いました。
妖精たちが纏った"逆隠れ蓑の灰"は涙の雨で流れてしまったけれど、
その灰は大地に染み込み、木々の葉の先まで行き渡る。
夢のあるお話で、森に行きたくなりました。
私も、SPACの「真夏の夜の夢」を
観に行きました。
すごく面白かったです!
HNは、あめよ さんでいいのでしょうか?
感想がすっきりまとまって書いてあって
いいなぁと思いました。
よろしかったら、TBさせてください。
ほんとに素敵な舞台でしたよね!
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