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にゃこのおうち。

日々起こったことをダラダラと書き綴ってみたり、みなかったり…。

深読みしすぎた。

2009年04月12日 20時46分35秒 | 読書
ひっさびさに読書をしました。

最近全く本読んでなくて「趣味は読書です」なんて恥ずかしくて口が裂けても言えません状態だったんだけど

本当にひっさびさに読書をしました。

いざ本を読もうと思っても、ちょっと本を読まなくなると何を読んだらいいのかわからなくなるんだね。

仕方がないから、本屋でいっぱい平積みされてるものからチョイス。

道尾秀介さんの「向日葵の咲かない夏」を買ってみました。

一瞬、劇団ひとりの「陰日向に咲く」かと思ったけど。

この道尾さんて方、「このミス2009」の作家別投票1位なんだって。

ごめん無知で。

感想は…↓(※ネタバレ注意です。未読の方はご注意を)






本屋で「どんでん返しに次ぐどんでん返し!」的なことが書いてあったので、騙されないようにしよう!!

と気合を入れて読み始めましたが、それほどのどんでん返しはなかった気がする。

妹のミカが人間じゃないことはなんとなくわかったんだけど、猫だと思ってたんだよね。

まさかのトカゲ。

そういえば、ミチオ君がどこかで「トカゲじゃない!」と怒鳴ったシーンがあったけ。

あれは妹をトカゲ呼ばわりするんじゃねぇ、ということだったのか。

でもお婆さんが猫だったのにはちょっとびっくりしたかも。

そっちかーい!と。

「S君」の名前がイニシャルなのには何か理由があるはずだ!!って思ったんだけど結局なかったのか。

「ミチオ」って名前が作者の「道尾」と同じなのは、何か意味があるの?

最後もなんだか釈然としない感がモワンモワンしました。

結局ミチオ君だけ生き残ったんだよね?

お父さんとお母さんは何に生まれ変わったんだろう。

解説にも好き嫌いが分かれるだろうって書いてあったけど、私はあまり好きな感じではなかったなぁ。

なんか暗いんだもん。いや暗いのが好きなんだけど、久々の読書だからもっと明るいのが読みたかったなー。

あー、次は何を読んだらいいのやら。






モップガール

2008年03月30日 23時12分49秒 | 読書
読書記録

「モップガール」 加藤 実秋

もしかしてこれ、ちょっと前にドラマか何かでやってましたっけ?

残念ながら一回も見てませんでしたが。

なんか聞いたことあるタイトルだな~と思って図書館で借りてみました。

感想は…登場人物のキャラ設定がなかなか面白かったですね。

特に、酒よりも女よりも犬が好き、大の犬マニアの社長。

でも犬アレルギーで近づけない、という何ともかわいそうな人物。

そのストレスで「大」の字を「犬」にしちゃうところが可愛らしいですね。

ところどころ「なんか強引な展開だなぁ~」と感じる場面もありましたが、

サクサクと読めてよかったと思います。

本は同時に10冊読め!

2008年02月21日 00時30分30秒 | 読書
読書記録

「本は10冊同時に読め!」 成毛 眞

タイトルに惹かれて読んでみることに。

…だって、サブタイトルは“本を読まない人はサルである!”って。

え?!サル?!!

私は本を読むのが好きなので、サルではないだろうと思って読み始めましたが、

「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である。

ヤベッ、限りなく近いな、私。

基本小説しか読まないし、ベストセラーは読んでおきたいなー、とついつい買ってしまいますからね。

それにしても低俗って…


10冊同時に読め、ってのは場所ごとに読む本を変えて、一日に何冊もの本に目を通せってことらしい。

10冊も買う余裕ないよ、と思ってたら

「使える金はすべて本に注ぐ!」って書いてあるし、

図書館で借りようかな?と思ったら

「本は捨てない、借りない、貸さない」って書いてあるし。

え、何?エスパー?心の声全部読みとられた?

「なんだかなぁ~」と思いながら読んだ一冊でした。

私的には、楽しけりゃどう読もうが自由だろ、と思うんですが。

おもいっきり「庶民」だもんよ、私。

でも、共感できるところもありました。

テレビを見ていて、CMのときだけ本を読む、ってのはよくやります。

お風呂でも読むし。

著者のいう「合間読み」「ながら読み」ってやつです。

あと、子供にはたくさん本を読ませたい、ってのも。

私も子供のころ、漫画は買ってもらえなかったけど、本はたくさん買ってもらえました。

私も親になったらそうしたいと思ってます。

ちなみに著者は、子供が本さえ読んでくれれば、泥棒やテロリストになろうが一向に構わないと言っています。

私はもちろんそんなの嫌ですが…。




ガール

2008年02月19日 00時21分55秒 | 読書
読書記録

「ガール」 奥田英朗

「働く女性」がテーマな一冊です。

様々な30代OLが登場します。

私はまだ20代なので、全然想像できない世界ですが…
どうやら、あっという間にやってくるらしいぜ、30代。

しかし、著者は男性なのに、どうしてこんなにリアルに女性の気持ちを書けるんだろう??

特に、「ひと回り」っていう話に出てくる、ちょっとぶりっこ気味な女の子。

男の人は気付かないと思うけど、女同士では結構色々思うところがありまして、

「今のかわいらしい発言は計算だなッ?!」って気づいたり。

何故なら、自分もたまに計算高~いことしちゃったりしてますからね。

だからすぐわかるよ、そういう計算。

男は簡単に騙せても、女の子の目はは騙せませんよ。

って感じの、ホントにリアル~な女子の世界が描かれてます。


そして、いつか「ガール」を卒業しなければならないのか、とちょっと寂しくなりました。

かわいい服も、髪型も、メイクも、年齢制限があるのね。

「年相応」って言葉、よ~く覚えとかなきゃなぁ。

切ないけど、その年齢に合ったおしゃれを楽しめるようになりたいな♪

きみはポラリス

2008年02月15日 00時12分21秒 | 読書
読書記録

「きみはポラリス」 三浦しをん

ひっさびさに恋愛小説を読んだ気がするなぁ。

最近、ずっと森博嗣旋風が吹き荒れてたからね、あたしの中で。

普段はあまり恋愛系は読まないんですが、まぁ、バレンタインデーってことで。

これは短編集なんですが、登場人物がみんな魅力的でしたね。

「森を歩く」に出てくるカップルが好きだなぁ。

「永遠に完成しない二通の手紙」と「永遠につづく手紙の最初の一文」もよかった。

面白くって、切なくって。

いつかまた読み返したくなる予感がします。

チーム・バチスタの栄光

2008年02月11日 00時33分39秒 | 読書
読書記録

「チーム・バチスタの栄光」 海堂 尊

現在映画公開中ですね。

本屋では一番目立つ場所に平積みされてたりします。

医療ミステリーってことで、読んでるうちに迷子になったらどうしよう?

って思ったけど、とてもわかりやすかったです。

「バチスタ」って言葉はドラマ『医龍』で見て知ってたし。

著者が現役の医師、とのことで、なんだかリアルな現場の描写でしたね。

さりげなく医療現場の問題点なんかも盛り込まれていて、興味深かったです。

バチスタ手術中の手術室での完全犯罪というのがハラハラでした。

それにしても、一番面白いのは登場人物のキャラの濃さです。

役所から来た強烈な変人、白鳥。

映画では阿部寛が演じています。

本を読んだ感想だと、阿部寛ではかっこよすぎるだろう、って感じかなぁ。

「ピッタリ!」とは言えませんが、変人役といったらやっぱ阿部ちゃんなので(笑)

阿部ちゃん演じる白鳥を是非見てみたいですね。

主人公、田口を演じるのは竹内結子さんですか…原作では田口センセは男性なので

白鳥との掛け合いがどんな風になってしまうのかとちょっと気になります。


「このミス大賞」ってことは、これがデビュー作なんだよね?!

すごいなぁ

田口先生と白鳥が登場する続編も出てるみたいだけど、

しばらくこの作品の余韻に浸っていたいのでまだ読まなくていいや


盗賊会社

2008年01月29日 00時34分05秒 | 読書
読書記録

「盗賊会社」 星 新一

星 新一さんのショートショートです。

たまに読みたくてしょうがない時があります。

長編小説が好きなので、短編はほとんど読まないんですが、星さんのショートショートは好きですね。

今回この「盗賊会社」を選んだのは単に未読だったから。

なんとなくガッと手にとってガッとレジに持ってってガッと購入しました。

枕元に置いておいて、何編か読んでから寝るようにしてました。

なんか、不思議な夢が見られそうでしょ。

ずるがしこい異星人とかエヌ氏とか出てきそうでしょ。

四季 夏

2008年01月25日 16時35分22秒 | 読書
読書記録

「四季 夏」 森 博嗣

なんか…もう何も語れないね。

ほんと森さん、素敵です。

伏線多いなぁ。全作品読み返すしかないよね。

今すぐに「秋」に突入したい気分なんだけど、もったいなくて。

「すべてがFになる」を読み返してから突入した方がより楽しめるかな。

それにしても、すごい。

妖怪変化 京極堂トリビュート

2008年01月21日 00時01分05秒 | 読書
読書記録

「妖怪変化 京極堂トリビュート」

西尾維新が!あさのあつこが!京極夏彦の作品世界に挑戦!!
各界を代表する超豪華執筆陣。これはもう、おもしろくないはずがない!!


というやつです。上の文章は本の帯そのままですが。

こういう本が出ているのは知っていたんですが、正直買う気はなかったんです。

この手の本って、好き嫌いが出ますよね。拒否反応が出ちゃう人もいると思います。

京極さんの本が好きであればある程。

だから私も、いつか機会があれば読もう、くらいに思っていたんですが…

本日、購入してしまいました。

衝動買い、ってやつです。

立ち読みでパラパラと読んでいるうちに

「あぁ、これ家帰ってコタツで読もう」と。

買う決め手になったのは小畑健さんが描いた榎木津礼二郎の絵を見てしまったからです。

カッコいいな、オイ。

ってことで購入決定です。

値段も意外と安かったですし。1200円(税別)です。

さて、本の感想ですが、私はそんなに嫌じゃなかったですね。

他の作家さんの京極作品への愛を感じることができましたし。

あさのあつこさんの「鬼娘」の京極堂はなんだかとっても優しい感じ。

西尾維新さんの「そっくり」は京極さんっぽくて楽しめました。

柳家喬太郎さんの「粗忽の死神」も面白かったです。

横領の箱?!とか(笑)

これを読んで、改めて京極さんの本を読みたくなりましたね。

「魍魎」あたりを読み返そうかと

慟哭

2008年01月15日 00時16分01秒 | 読書
読書記録

「慟哭」 貫井 徳郎

幼女誘拐殺人事件の話なんですが…。

若手キャリア捜査一課長の苦悩、そして新興宗教にのめり込んでいく謎の男。

はじめは全く関係のないように思われたこの二つが段々と一つになっていきます。

そしてラストはマジで?!って感じでビックリ。

一応推理しながら読んでたんですが…外れてしまいました。

恥ずかしいです。ヒントは沢山あったはずなのに。


確かに予想が外れてビックリはしたけど、同じような感じの小説で言うと

安孫子武丸さんの「殺戮にいたる病」のラストの方が好きだなぁ。

最後の一行でバシッと決まった感が。

でもこれも面白かったので満足ですけどね