自信を持つのは、大切なこと。
自分の価値観を大事にするのも、大切なこと。
でも、それが排他的になったり、相手を見下したりしてしまうなら、それは個性や魅力ではなく、我が儘、独りよがりだと思う。
どんな状況、相手でも、それに上手く対応しながら自分色を出すのが、本来の姿、自信だと思う。
忙しいという字は、心を亡くすと書く。
忙しい忙しいと言っていると、それを理由に目先しか見えなくなるし、他の人が何か頼んできても、忙しいからと、心ない言い方になる。
配慮、優しさ、気遣いなど、人として大事なものを失ってしまう。
だから私は、忙しいという言葉は使わない。
優しくなければ、人は守れない。
でも、優しさだけでも、人は守れない。
優という字は、人を憂うと書く。
厳しく言わないといけない時はきちんと言う。
これが、人を憂うということ。
器って、それじたいの持つ美しさや魅力って、凄く大切。
でも、そこに盛られる料理を引き立てる必要もあるんだよね。
個性や主張が強すぎると器として、使いにくいし、使われない。個性を主張しつつ、様々な料理を受け入れ、引き立たせる深みが大切。
人間の「器」も同様
自分の為に使うのが知識、
人の為に使うのが知恵。
「識」という漢字は知るとか区別するという意味。そこでは私が主語で相手はいない。ひとりの世界。
「恵」という漢字は、相手のことを考えて
心を込めること。そこには、自分が主語でも相手がいる。二人以上の世界。
知識人じゃなく知恵人を目指したい。