まんじゅうの日 15年目

お久しぶりでございます。
なんと2年空けてしまいました。
2023年の「まんじゅうの日」の前後はものすごい怒涛の日々だったもので。

2023.3/15は、
居宅で介護している義母が入院して3週間ほどで退院したが、
「こりゃ回復できてない、家でのケアでは無理だ！」と訪問の看護師・医師に助言され、
すぐまた次の日に入院…。
なーんて事がありまして。

その後もギリギリな感じで退院して。
嚥下がめちゃめちゃ弱ってるので自力で食べることができなければ回復できないかも…、
なんて複数の医師に言われて、必死でミキサーと格闘する日々。

ご飯もミキサー。パンも。つぶつぶ残ってちゃダメって。
うっへー！それ糊だから！

色んな市販の介護食も病院では紹介されたんですけどね～、
食べれるか？食べれないか？の瀬戸際なのに（最後の晩餐になっちゃうかもなのに）
そんな時に市販品を出すってのに抵抗もあって、あらゆるものをミキサー。

霜降りの入ったお高いステーキはミキサーかけると美味しくないっ！ってのを知りました（笑）
どんなに美味しいお肉でもざらざらーっとして、レバーみたいな味になっちゃう。。。（私レバー苦手で～）
むしろそんなにお高くない赤身お肉に玉ねぎ入れてぐるぐる～の方が美味しくできること発見しました（笑）

苦労して作ったミキサー食を義母は毎日夢中で、食べる食べる！！
え～？そんなに食べて大丈夫なの？…と不安になるほどよく食べる。
入院前の食が細くなってきた時よりむしろカロリー摂取が増えたかも？！ってほどよく食べる。
一か月はつぶつぶナシで。
だんだんミキサーの時間を少なくして粒分を増やす、噛む量を増やしてゆく。
得意ごちそう料理のレパートリー2巡くらい過ぎちゃったあたりで、あれ？大丈夫かも？…と。
だんだん自分も頑張りすぎない感じにしていかないと「継続」ができない、
なので市販の「アイソカルゼリー」とか「エプリッチゼリー」とかの「ハイカロリー食」も取り入れてゆく。

（エプリッチはアイソカルよりおススメ！さっぱりしてて美味しい）

そーんなこんなで、なんとか一年経ってみたら、
「あれ？2022年まんじゅうの日とそんなに変わらないかな？」ぐらいには食べてる！
今はデイサービス先でチキンフィレサンドも食べるし、かつ丼も食べれる。
訪問医の医師も「え？三食食べれてるの、いや～すっごいな、すごい！！」と驚愕の様子（笑）



義母は自分の力で「食べる」ことを選択した。
そして今現在「生」を続けている。

2009.3/15に「チキンスープとカツオスープ」を作ったけな～。
闘病のまんじゅうのために。
まんじゅうは「食べない」ことを選択した。
うん、そうだね。まんじゅうがそれを選んだ。


サポートする側としては自分の希望と同じ「選択」をして欲しいって思っちゃうけど、
無理やり「生」を続けるための手段はなるべく押し付けたく無い。

いつか来る、まんじゅうのように「食べない」ことを選択する日、
『最後の「選択」は自分で。』とできるのが理想だな～。

などと、つらつら考える、
2024.3/16、元野良猫まんじゅうがお空へ還った日、
「まんじゅうの日」15年目。

今年もまんじゅうを想いながら親睦の証のちくわを～～、

……、あっ！昨日食べきっちゃった。






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