私たちにとって
一番大切な命は、
肉体の生命活動によって
維持されていますが、
それを支えてくれているものは
何でしょうか。
根本的なこことしては、
太陽による光熱、
水や空気、
そして
そもそも生きる場である大地が
なければ、
肉体の生命活動は
不可能です。
また
私たちが生きていく上で、
多くの動植物が
食べ物となって、
人間の生命を支えてくれています。
さらに衣食住を整えてくれるための
様々な物があります。
そして
これらのほとんどの
多くのものは、
みな
世の人々の
働きの
お陰によって、
不自由なく
手に入れることができています。
こうしてみると、
私たち人間は、
大自然の恵みはもとより、
数多くの人の働きによって、
その命が保たれていることが分かります。
この意味では、
人は他によって生かされ
生きているということが
言えます。
このことに
真から気付けば、
感謝の心が芽生え
喜びを感じ、
自分もまた
他のために役立ちたいとの
報恩の気持ちが出てきて、
そこに
生きがいを
感じるに違いありません。
しかし現実はどうかと
省みますと、
自分の命にとって、
こうした無くては
ならないものに対しても、
ほとんどが
当たり前となっていないでしょうか。
その結果、
わずかでも不便を感じたり
思うようにならないことがあると、
すぐに不満の思いになってしまうことに
なります。
今一度
当たり前と
思ってきたことを
顧みて
本当に当たり前なのかと
自問自答し、
感謝のある生活にしていきたいものです。
