万城目研究

「鴨川ホルモー」とか「プリンセス・トヨトミ」とか「鹿男あをによし」とか

『偉大なる、しゅららぼん』読了

2011年05月16日 | 『偉大なる、しゅららぼん』

読み切れなくて、週末の京都行にまで持って行ってしまいました・・

 

感想。

万城目さんは、やっぱり甘い。

いい意味で。

小説家としては、悪い意味かも。

でも、それが万城目学と言う作家であり、魅力なんだとも思う。

私は、嫌いじゃない。

「力」関係の描写が今ひとつわかりにくい気もするけれど、とにかく、日出本家姉弟が面白すぎる。

凄すぎる。

ちょっと1冊じゃ描き切れない気もする。

琵琶湖相手と言うのも、さすがに相手がデカ過ぎる。

主人公が高校生で、のんびりした琵琶湖のほとりの物語だけど、『プリンセス・トヨトミ』以上のスケールの大きい、ホラ話だ。

どこに着地するんだろう、これ?

と思っていたのだけど、ああ、やっぱり、万城目さんは甘いんだな、と感じた。

だから、賛否両論あるだろうけども、私も甘い人間なので、私は『しゅららぼん』、好きです。


赤く燃える大阪城

2011年05月11日 | 『プリンセス・トヨトミ』

facebook「大阪城天守閣復興80周年記念プロジェクト」さんページで、大阪城のテスト赤ライトアップの画像がアップされてます。

http://www.facebook.com/osakacastle80

実写見て、そうかぁ~と言う感じです。

小説読んでると、もっと燃えるような赤く染まる大阪城を想像していたんですが、こう言う感じかぁ。

って、facebookやってないと見れないから、申し訳ないですが・・

どうやら私は16日の映画イベントははずれたようです。

当たった方は、赤大阪城堪能して来て下さい。

肉眼で見ると、もっと真っ赤かなぁー。


小説すばる5月号

2011年05月11日 | その他

書店寄って、『青春と読書』を探していたら、今月号の小説すばるの背表紙に万城目学の名前が。

『偉大なる、しゅららぼん』発刊記念の万城目特集 22ページ。

うわー、こんなブログ(と言うかメモ書き・・・)やってるのに何て情報収集力の無さ。

 

湖東に旅したくなる内容でした。

カロムゲーム、欲しいような、当たってもどう遊ぶんだか・・


WEB版『青春と読書』

2011年05月11日 | その他

もう、書店から消えてたので・・ まだ諦めてないけど。

とりあえず、WEB版

http://seidoku.shueisha.co.jp/1105/try01_makime.html

 


『青春と読書』

2011年05月09日 | その他

今日、知りました・・・

巻頭インタビューが載っているようです。

デビュー作の頃の荒々しさを取り戻したい」

と言うタイトルです。

http://seidoku.shueisha.co.jp/seishun.html

私は未見です・・・。明日、本屋行って来ます。

『偉大なる、しゅららぼん』も、やっと取りかかったところです・・

腰上げるのも遅ければ、読むのも遅いんです。


「大阪国の観測史上最も熱い夏 ~メイキング オブ プリンセス トヨトミ~」

2011年05月03日 | 『プリンセス・トヨトミ』

@日本映画チャンネル

とても楽しそうな現場風景を見ることが出来ました。


エキストラの大阪のおっちゃんたちのノリの良さに驚愕w
堤真一も思わず迫力に押されて笑いだす始末。
ただ、バラエティー番組に出て来るようなどぎつい大阪人じゃなくて等身大の大阪人で良かった。
関西テレビのヤマヒロさんも居た。泉佐野市出身なんで、大阪国が本当にあるとすれば、正真正銘大阪国民には違いない。

岡田将生が綺麗過ぎ。旭役でも違和感なし。

綾瀬はるかのミラクル鳥居も可愛い。

文庫版『プリンセス・トヨトミ』のあとがきに出て来るエピが挿入されてる。

でも、『鹿男』の時の細かい設定の改変はあるけど、ストーリー的にはほぼ変更なしみたいな感じになるのかなぁ。

赤く染まる大阪城と、都市機能が停止した大阪の街を男ばかりを乗せた電車が大阪城に向かうシーンを実写で見るのが楽しみ。


CX「ボクらの時代」

2011年05月03日 | その他

ちょっと遅くなりましたが。

 

動く万城目さんを見たのは初めてです。

写真だけなのと、あまりイメージは変わりませんでしたね。

終始、湊かなえ氏、有川浩氏の女流作家お二人に押され気味に感じましたw

 

興味深かったのは、


  • 文庫の裏表紙あらすじは自分で書いてる(知らんかった)

 

  • 映画『鴨川ホルモー』のロケを見に行って、ホルモーは10人でやる競技なんで数合わせのためだけに登場させたキャラクターが居るのだけど、一日中出番待ってるメインキャスト以外の役者さんたちを見て、それはどうなのかな、って思った(そうだ、そうだ。だから、『ホルモー』の続編書いて! 復活したら参加したいと言ってた、シンガポール出身のウー君もほったらかしだし)

 

  • 3日あれば短編1本出来るとさらりと言ってのける女性お二人を前に、ありえないっとひっくり返りそうになってた万城目氏(3日とは言わんけど、5日くらいなら1本書けるような・・・)

 

にしても、「それまではビーズを趣味にしてたんだけどお金かかるんでお金かからないもの探してたら、PCがあったんで文章書いて、書き上がったもの出してみたら賞取れた」と淡々と語る湊氏には、才能ある人は違うんだなぁぁぁぁ、と思った・・・


しょーもない事ですが、

2011年04月29日 | その他

googleで「万城目学」と入れると、候補キーワードに「万城目学 龍谷大学」と出て来る。
何でだ?
京都大学ならわかるけど、何故に、龍谷大学?
何軒か、トークイベントのレポとかが引っかかって来るけど、このせい?

あと、「万城目学 結婚」もあった。
そんなに興味ある人居るんだろうか・・


『プリンセス・トヨトミ』の泣きどころ(ねたばれ)

2011年04月29日 | 『プリンセス・トヨトミ』

ねたばれです。







もちろん、松平が父親が自分に伝えたかった事を知るシーンは大好きだけど、なぜか思いもかけず「ぐっ」と来てしまう一文がある。

それはあまりにやりすぎじゃないか。
そう人々が思ったとき、すべては始まったのだという。


ここから始まる、大阪国成立までの物語にやられてしまう。
判官びいきとも浪速節とも違う。
ただ、「放っておけない」と言う、大阪人のお節介気質。

「これは、あまりにかわいそうじゃないか」

と言う気持ちだけで、大胆な、とひとことで片付けるにはあまりにも大胆な行動に出てしまう、直情気質。
そのくせ、緻密なのかいい加減なのかわからない、のらりくらりとした態度で強い者からの追求をかわしてしまう。
根っからの「町人」気質。

「大阪国」と言う、とことんファンタジーな物語に、でも、ひょっとしてほんとにあるんじゃないの?と疑ってしまう程にリアリティーを持たせ得ているのは、ひとえに、「大阪人ならやりかねない」と言う、そのひとことに尽きる。

大阪人って言うのは、おもろくてえげつないだけじゃなく、お節介で、「人情」と言うようなちょっと古臭い言葉を使って照れ隠しをしているけれど、実は、とても優しい。
それを知っているから、

「それはあまりにやりすぎじゃないか」
「これは、あまりにかわいそうじゃないか」

と言う理由だけで、天下をコケにする大阪人の姿が容易に想像できる。
何て、あほなんだろう。
あほ過ぎて、泣ける。


まぁ、憎たらしいこともあるんですけどね。
でも、時々、大阪に生まれたかったなぁ、って正直思うことはある。


万城目さん、プロモ

2011年04月29日 | 『プリンセス・トヨトミ』

『プリンセス トヨトミ』ツイッターから流れて来ました。

5月1日(日)朝7:00~ フジテレビ「ボクらの時代」
5月7日「LEE」 対談(綾瀬はるか、万城目学)
5月15日
「ロケーションジャパン」 インタビュー(原作:万城目学、監督:鈴木監督)