平成23年度から27年度の５年間を計画期間とする和泉市の行財政健全化計画「和泉再生プラン」の後継計画として、１年前倒しで策定準備がすすめられている「（仮称）和泉躍進プラン～再生から躍進のまちへ」（骨子案）が示されました。
その内容構成は、「第１章 計画策定の背景」「第２章 和泉躍進プランの基本的考え方」「第３章 具体的な取組内容」「第４章 プランの確実な実施に向けて」「巻末：資料編」となっています。
市当局は、本日7月26日（土）および27日（日）に市内4か所で「市民説明会」をおこなった後、議会へも説明を行い、8月13日から9月12日の間に「素案」に対するパブリックコメント、そして「案」から成案づくりへとすすめようとしています。
しかし、この間「和泉再生プラン」の推進により、行政のスリム化がいっそうすすみ、人件費についても相当抑制されてきた中で、さらなる行革や住民サービスの切り捨てを行えば、「住民のくらしを守る」自治体としての役割が果たせなくなるのではないか、また、「がんばる職員が報われる制度の構築」と謳いながらさらなる給与削減を検討項目に入れる矛盾した中身で、どのように職員の生活を守り、モチベーションを維持しようとしているのか、などが懸念されます。
市職労として今後、「（仮称）躍進プラン」をどう見るかについて、全体像や個々の取り組み項目などを分析・検証し、勤務・労働条件に関することについては団体交渉を求め、見直しの必要性など納得いく説明を求めていきます。また、市民・団体とも意見交換などをおこない、安易な住民サービスの切り捨てをおこなわず、市民要求の反映にむけた必要な行動をおこしていきたいと考えています。
当面、第一に市職労に対する説明会の開催を求めるとともに、市政全般に関わるものである以上全職員にも説明をするべきだと考えます。
市の「市民説明会」の概要はこちらのリンクから→http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/kousitu/kikaku/osirase/1404173793772.html
「（仮称）和泉躍進プラン（骨子案）」のダウンロード（ＰＤＦファイル）はこちらから→「img-724220008.pdf」をダウンロード
目 次
第１章 計画策定の背景
１．和泉市の現状と課題
（１）まちづくり （２）財政状況（３）組織・職員をとりまく状況
２．行財政改革
（１）これまでのとりくみ （２）和泉再生プランの取組成果と検証
３．新たなプラン策定の必要性
第２章 和泉躍進プランの基本的考え方
１．プランの位置づけ
２．プランの目標
３．プランの計画期間
４．目標達成のための３つの取り組み
第３章 具体的な取組内容
１．まちづくりへの取り組み
（１）教育・生涯学習などの環境づくり （２）出産・子育て支援の環境づくり （３）健康・福祉の環境づくり
（４）安全・安心な環境づくり （５）人と産業を育てる環境づくり （６）魅力あふれるまちへの環境づくり
２．財政健全化への取り組み
（１）健全化取組項目
①歳入の確保 ②人件費の削減 ③普通建設事業費の抑制 ④扶助費の見直し ⑤経常経費の見直し ⑥公共施設のあり方検討
（２）健全化取組効果額 （３）健全化取組実施による財政収支見通し
３．組織・人づくりへの取り組み～「組織力の向上・強化」～
（１）組織風土の変革 （２）体制・仕組みづくり （３）職員の力量向上
Ａ．管理職の仕事力向上 Ｂ．一般職の仕事力向上 ※管理職・一般職員の仕事力向上のための共通施策
第４章 プランの確実な実施に向けて
巻末：資料編
