東日本大震災、福島第一原発事故から1年。被災地の復興を求め、原発をなくそうとの思いをもって3月11日日曜日、扇町公園でおこなわれた府民集会に参加しました。
集会では、よびかけ人の一人、大阪市立大学名誉教授、宮本憲一さんがあいさつし、「原発神話が崩れた事実にたって、原発ゼロ、エネルギー、国土開発を考えていかなければならない」と訴え、「大阪の公害問題でも扇町での1万人集会が公害対策を変える出発点となった。原発ゼロへここから広げよう」と呼びかけられました。
30年間で福島で農業をやってこられた農家の方は、「私の畑は今も水深3メートルの底にあり、農地として復活する見込はない。福島県民は将来の生活不安にさいなまれながら孤独の中で生きています。国も東電も原発事故の加害者である認識がほとんどありません。私たちは福島で農業を再びよみがえらせるために努力を続けます。みなさんと一緒に原発ゼロへむけてがんばります」と痛切な思いを訴えられました。
集会終了後は、シュプレヒコールをくり返しながら中崎町までパレードをおこないました。
この日は大阪でもう一つ大きな反原発集会がおこなわれ、新聞報道によると二つの集会に15000人が参加したそうです。
これからもひきつづき地域から震災復興、原発ゼロ、防災のまちづくりをめざしてとりくんでいきます。