〜『スポーツ 自転車』 専門 の 自転車屋 〜【親輪社】店長の日々!!

人と人との絆を大切にする昔ながらの八百屋さんや魚屋さんのようにあえて「自転車屋!」と名乗ります。

,心配性・・・

2012-07-24 | 日記・エッセイ・コラム

Img_0382 ←先週の大会で見かけた状態を再現しております。

クイックレバーを倒しこんで固定せず、レバーを右回転させ締めこんで固定しておりました。

Img_1354 ↑スイスストップのフロントクイック

スポーツバイクが、今ほど世間に出回ってない頃・・・日常的に発生した事故がハブの固定方法 「クイックリリース」の間違った使用からでした。

その、間違った固定方法が、‘11年は「正しい取りつけ方法」となり、(注意:ある種のレバーに限定)人生50年も生きるとこんな経験も数多く・・・「また、一つ不思議な感触」が増えました。

この取りつけ方法に至る大きな理由は・・・・フロントフォーク先端にある「脱輪防止爪」です。

カンパがクイックレリーズを発明し、会社発展の大きな原動力になったのは有名な話です。レバーの1回の操作でホイルを脱着できる優れもので・・・80年間も主流となった考えかたでした。

ところが・・・冒頭のとおり、間違ったクイックレバーの使用方法のおかげで事故が何十年も続き・・・アメリカが発祥で安全策となったのが「フロントフォークの脱落防止安全爪」です。ところが、このヤッカイな爪のおかげで、本来の目的である素早い脱着ができなくなり・・・

Img_1353 ↑ここ数年出てきたのがこれ!

偏芯量が通常のクイックに比べ異常に大きなカムを使用し、尚且つ、誤使用での脱落を防止できる。 ただし、、、①重量が重くなる②結局一つの動作では脱着できない!と言う大きな欠点が・・・

そこで、2枚目の写真・・・どうせワンタッチで脱着できないなら・・・と開きなおり・・・軽量へ思いっきり振って・・・「単純な構造!レバーを右回転させ締めこむ」

まぁ・・・100年前のウイングナット方式に戻ったわけです。一応レバーの位置を任意に決められるような構造なっておりますが・・・

最新のクイックが、「一世紀前に戻りました!」ってな事で、このブログに書き込んでみました。

こんな新しい方式が混在することで・・・やっと浸透した感のあったクイックレバーが、タイプが違うことで間違った固定をして、また事故増加!そんな事がなければ良いのですが・・・

心配性の初老店長は考えてます。。。