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〜『スポーツ 自転車』 専門 の 自転車屋 〜【親輪社】店長の日々!!

人と人との絆を大切にする昔ながらの八百屋さんや魚屋さんのようにあえて「自転車屋!」と名乗ります。

サンツアー・前田工業

2013-05-29 | 日記・エッセイ・コラム

0i6v7058 ←型番BL-SB11 (`94年当時¥6.210-のエアロブレーキレバー)

「シュパーブプロ」と言う言葉を聞いたこと ございますでしょうか?(写真のブレーキレバーに刻印されてますが・・・わかりにくいですね。カメラ下手で恐縮です)

現在、ロードバイクのコンポパーツメーカーといえば・・・「シマノ」「カンパ」「スラム」でしょう。ところが`90年代前半は「シマノ」「サンツアー」「カンパ」「マビック」と4社が乱立する図式でした。

更にその昔の・・・日本の自転車産業黄金期では「シマノ」と「スギノ」と「サンツアー(前田工業)」の3社が、国内3大パーツメーカーとして”しのぎを削って”ました。

スギノは早い時期からパーツにカーボン素材を流用し、ソノ発想は今となって カンパによって日の目を見ることになりましたが、当時は”早すぎた”のかもしれません。

その頃のシマノは!と、言いますとどちらかと言うと実用車パーツメーカーでした。ところが変速システムにインデックス機構を取り入れたとたん!シマノはスポーツバイク分野でイッキに、現在のシマノへと変貌(?)していきます。

ところで、本日のシュバーブプロに関しての説明は・・・

シマノの「デュラエース」に対して、サンツアーの「シュパーブプロ」が対抗した!とご説明することがわかり易いでしょうか、、、

当時シュパーブと言えば・・・圧倒的に優位!と、されたのが「回転」でした。

その証拠に、前田工業が倒産!と、情報が流れたトタン・・・競輪選手がシュパーブプロのペダルやハブを買いあさったのは有名なお話でした。

この頃のシュパーブプロペダルの憧れが・・・http://blog.goo.ne.jp/sinrinsya/d/20120405

↑このように・・・未だに、小生未練タラタラで後ろ髪をひかれてる理由なのかもしれません。

改めて、シュバーブプロの回転は・・・驚異でした。(防水性能も、抜群の信頼がありました)

過日、偶々写真のシュバーブプロのエアロブレーキレバーが手元に入りましたので、本日のブログはシュパーブプロの思い出話でした。

アノ頃は、3社が台頭し  現在のような「一人勝ち」状態でなかった・・・振り返れば、良い時代でした。