ななよの時事放題

単なるネット市民のななよが、好き勝手に時事に口を出します。大上段に構えるわけでなく、身近に言いっぱなしたいと思います。

スターウォーズ ひとまず終わり

2005年09月05日 20時07分41秒 | Weblog
先日、2回目のエピソード3を観て来ました。
1回目は、先々行オールナイト。時間がたった今、再度。

いや、深いですね。好きです。
某場所に書いたものを以下に。


 EP1~EP3は、EP4~EP6への序章という明確な位置づけがよい。
 壮大なスペースオペラは銀河全体の物語(サーガ)でもあり、そこに生きる人たちの個人的な物語(サーガ)でもある。スピンオフストーリー(アメリカで発売されているブックなど)を絡めても息の長い物語であるのがスターウォーズ(スピンオフストーリーは5000年前のシスの絶頂期からはじまる)である。
 アナキンを演じたヘイデンの師弟対決で敗れた際の表現は、荒削りではあるがこの後に続くEP4~EP6でのダースベイダーの全ての言動につながる。EP3を観た後、トリロジー(旧三部作)の作品自体が明確に私の中で変わった。EP4でのダースベイダーとオビワンの対決シーンの二人の会話、ベイダーがオビワンに対して自分を救ってくれなかった嫉妬や、そこにベイダー自身の傲慢さが招いた運命であったことを自らも悟りながらも、オビワンに対する復讐をせざるを得ないが故のもの。
 EP5でのルークを味方に引き入れようとするベイダーは、多分、孤独を埋めてくれることを息子に期待したのだろう。それほど孤独が彼を蝕んでいたように思える。パドメが死んで以来、ダース・シディアスすら信頼していなかったのではないか。そう、ベイダーは、いやアナキンは自らの傲慢により自らと愛するものたち(パドメ、オビワン、ジェダイなど)を失った。孤独が彼を支え続けてきた。
 その目の前に、パドメとの愛の結晶であるルークが現れたとき、ベイダーは手を差し伸べたのだろう。EP6でのベイダーの最後の台詞「救われた・・・」、これがEP1~EP6の全てをあらわす言葉ではないか。この台詞のための全てのシーンが存在しているのかもしれない。
 EP3では、これらのEP1~EP6すべての心情の鍵が散在している。EP1~EP6のすべての鍵が、不親切ではあるが十二分にちりばめられている。ファンからみればそれがたまらないのであろう。EP3は単独で観る映画ではないのかもしれない。

 そう、スターウォーズは銀河のスペースオペラであり、帝国と反乱軍の物語でもあり、アナキンのストーリーでもあった。EP6でのベイダーの最後の表情。何十年にもわたり業(ごう)の中で生き苦しんできたものからの解放。愛する息子が救ってくれた。これで綺麗に逝ける。

 やはりEP3はスターウォーズ・サーガには最も必要なストーリーである。しかし他のエピソードから独立しては存在し得ない。


Episode6のタイトルである「Return of the JEDI」。the が付いている事から、帰還してきたのは、JEDIであるアナキンなのかもしれません。スピンオフストーリーによると、はるか5000年前、ダークサイドに落ちたJEDIがシスを誕生させ銀河に猛威を振るいます。そこから時が流れて、ルークの時代にJEDIが戻ってきたという意味もあると思います。(ただし、エンドアの戦いの25年後、ユージャン・ヴォングによる銀河系の侵略が起き、一時期ですが再び混乱の世になります)

Lucusは、今後テレビシリーズを手がけるという構想があり、それは述べ100時間前後に達するとのこと。楽しみです。

スターウォーズに関しては、いろいろなサイトに様々な情報がありますので参考にしてください。最もまとまっているのは以下のサイトだと思います(参考までに)
スターウォーズの達人